グアム・テニアンから横須賀沖に来た輸送艦


横須賀港外錨地に投錨した米軍大型輸送艦フィッシャー(21.8.17 頼 撮影)


フィッシャーの甲板には、横浜ノースドックで備蓄されているWTやMCSが積まれている


フィッシャーの甲板中央には、砂漠明細のタンクローリーなどの軍用車両も並んでいる(8.19 頼 撮影)

グアム・テニアンで行われた米陸軍の演習「フォレジャー21」(Forager 21)では、横浜ノースドックに備蓄されている陸軍上陸用舟艇セットが演習地まで運ばれた。
演習終了後に再び船積みされた陸軍上陸用舟艇セットは、横浜ノースドックに向けて運ばれている。そのセットを乗せた米軍輸送艦フィッシャー(T-AKR 301)は、一週間以上滞在していた テニアン沖を8月13日に離れ、16日夜に横須賀港沖合の錨地に到着した。

輸送艦フィッシャーの甲板には、横浜ノースドックで見慣れたWT(Warping Tug)やMCS(Modular Causeway System)が積み重ねられている。
また、フィッシャーの艦橋前には、砂漠明細のタンクローリーが並んでいる。
これらはみな、横浜ノースドックに戻される可能性が強い。

8月20日早朝、横須賀沖の錨地を離れたフィッシャーは、横浜瑞穂ふ頭で、米軍施設のノースドックに隣り合う民間ふ頭の鈴繁ふ頭に接岸した。
積み荷の軍用車両は鈴繁ふ頭に、MCSやWTは直接フィッシャーのクレーンで海上に降ろすつもりなのだろうか?

民間ふ頭に接岸して荷下ろしをする際に、検疫はどの機関が行うのか、そしてグアム・テニアンで演習に加わった兵士たちが下船するとしたら、COVID-19対策はどうなるのか?
コトは簡単ではないと思うのだが。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)


横浜港鈴繁埠頭に接岸した米軍輸送艦フィッシャー(8.20 木元 撮影)


2021-8-20|HOME|