米陸軍LCU、フォレジャー21演習から横浜に戻る


8月17日、コンテナハンドラー3台を積んでグアムから横浜ノースドックに戻ってきたLCUカラボザ(09番)。マストには米陸軍輸送科のえんじ色の旗が


コンテナハンドラーを陸揚げすべく、ノースドック内の「すべり」に向けて前進するカラボザ。艦首近くにライフジャケットを着けた複数の乗員が立って監視をしている。

 8月17日の午前、LCU(米陸軍大型揚陸艇)カラボザが、横浜ノースドックに入港した。カラボザは、7月5日に複数のコンテナハンドラーを積んで横浜ノースドックを出港し、グアム島方面に向かい、フォレジャー21演習に参加していた。

 フォレジャー演習で使用したコンテナハンドラーを積んで17日午前に横浜に戻ってきたカラボザは、ノースドック内のLCUの溜まり場(Wet Storage Area)に停泊していたのだが、同日午後になって、溜まり場の中にある「すべり」(Ferry Slip)に艦首を乗り上げてバウ・ランプを降ろし、大型2台、小型1台の計3台のコンテナハンドラーを上陸させた。

 上陸したコンテナハンドラーを運転していたのは、黄色や青のヘルメットをかぶり、迷彩服を着た米軍兵士たちだった。おそらくカラボザに乗ってグアムから戻ってきた、第7輸送旅団の兵士たちだろう。

 3台のコンテナハンドラーは、上陸後まもなく、ふ頭の先端部に近い、倉庫の陰に向かって移動した。

 これらのコンテナハンドラーと、カラボザに乗って演習地から来た兵士たちは、8月20日に鈴繁埠頭に接岸した輸送艦フィッシャーから降ろされた、上陸用舟艇セットのノースドックへの回収作業にあたることになる。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(2021.8.17 星野 撮影)


カラボザから陸揚げされ、上陸した3台のコンテナハンドラー。運転するのは、黄色や青のヘルメットをかぶり、迷彩服を着た兵士たちだ。


上陸後間もなく、ふ頭先端部に近い、建物の陰に移動する3台のコンテナハンドラー。


2021-8-28|HOME|