横浜ノースドックに海洋調査船オーシャン・インターベンション入港


8月24日、横浜ノースドックに入港した海洋調査船オーシャン・インターベンション。(2021.8.24星野撮影)


船体後部に、海洋調査の装置が入っていると見られるコンテナが多数積まれている。(2021.8.26読者撮影)

 8月24日の午後、海洋調査船オーシャン・インターベンションが横浜ノースドックに入港した。昨年9月27日から10月1日にかけて滞在して以来の横浜寄港だ。今回は、パールハーバーを現地時間の8月3日に出港して、横浜にやってきた。

オーシャン・インターベンションはOceaneering International社が登録所有者の、米国船籍の民間船だが、米軍の業務を請け負って海洋調査、情報収集活動を行っているようだ。米軍の業務を担っているから、民間船であっても横浜ノースドックに入港しているのだろう。

近年は、例年、夏頃になるとまずは横浜ノースドックに現れて、その後、函館あるいは小樽を拠点として、秋になる頃までその周辺や日本海で執拗に調査活動を行っている。昨年9月半ば頃には、富山湾内に入って何らかの活動を行っていた。

 今年は横浜に現れるのが例年よりも遅くなったが、これから例年のように、米軍のために日本周辺の海域を調査し情報を収集する活動を開始するのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


昨年、2020年9月27日から10月1日にかけて横浜に寄港した際のオーシャン・インターベンション。(2020.9.29星野撮影)


昨秋の寄港時に比べると、船体最後部の左舷側に黄色い屋根付きの作業スペースのようなものが新たに設置された
ようだ。また、船体最後部の右舷側には、観測機械の投入装置のようなものが付いている。(2021.8.25星野撮影)


2021-8-30|HOME|