弾道ミサイル追跡艦、横浜ノースドックを出港


出港前日の夕方の弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼン。(2022.2.3 星野 撮影)


2月2日には、クレーンを横付けして何らかの作業を行っている様子が確認された。(2022.2.2 星野 撮影)

 2月4日の朝、弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼン(T-AGM 25)が横浜ノースドックから出港した。

 1月31日の夕方に入港してから、正味4日に満たない滞在期間での出港だった。
 ちなみにロレンゼンは、2021年には4回横浜ノースドックに来ているが、2月の寄港は今回並み、1月の寄港は今回よりももっと短い期間の滞在だった。

 AIS(自動船舶識別装置)の情報によると、2月4日の出港後、ハワード・O・ロレンゼンは房総半島と大島の間を通り東側に向かったようだ。
 ※2月16日追記:AISの情報によると、ハワード・O・ロレンゼンは2月6日未明に津軽海峡を通り抜けて日本海に入ったが、2月9日の早朝には再び津軽海峡を通過して太平洋側に出たようだ。

 なお、米軍が保有しているもう1隻の弾道ミサイル追跡艦のインヴィンシブル(T-AGM 24)は、AIS(自動船舶識別装置)の情報によれば、日本時間の2月5日現在で、米国東海岸バージニアのノーフォク港に停泊中だ。

 ところで、ハワード・O・ロレンゼンが出港したすぐ後、入れ替わるようにして音響観測船ビクトリアスが横浜ノースドックに入港した。ビクトリアスは、昨年11月2日に出港して以来の横浜ノースドック寄港だ。
 この間、ビクトリアスは、沖縄のホワイトビーチを拠点として南西方面の海域で活動を行っていた模様だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


2月4日、ハワード・O・ロレンゼン出港のすぐ後に横浜ノースドックに入港した音響測定艦ビクトリアス。(2022.2.4 読者 撮影)


ノースドックに接岸する音響測定艦ビクトリアス(右側)の船体は、音響測定艦インペッカブル(左側)に比べて汚れが目立つが、昨年の横浜滞在時にもすでに汚れは目立っていた。(2022.2.4 星野 撮影)


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