陸軍大型揚陸艇、横浜港で連日操船訓練か


3月3日、横浜市金沢区の福浦沖まで往復して横浜ノースドックの近くまで戻ってきた陸軍大型揚陸艇(LCU)ハーパース・フェリー。(22.3.3 星野 撮影)

乗船しているのは、米軍関係者のようだ。(22.3.3 星野 撮影)
操船訓練と見られる航行を終えて、LCUフォート・マクヘンリー(LCU 2020)に接舷するハーパース・フェリー。(22.3.3 星野 撮影)

横浜ノースドックに保管されていて、運行しない約束となっている米陸軍大型揚陸艇(LCU)が3月2日と3日の連日、ノースドックを離岸して横浜港内や東京湾内を航行した。

航行したのは、LCUハーパース・フェリー(HARPERS FERRY:LCU 2022)だ。
3月2日にはベイブリッジをくぐり、本牧ふ頭の横浜港シンボルタワーを越えた本牧沖まで往復した。
3月3日には、横浜市金沢区の福浦沖までを往復した。
乗船していたのは船舶補修会社の社員ではなく、米軍関係者のようだ。ということは、この連日の航行は、米軍のLCU操船訓練ではないか。

3月4日から25日までの予定で行われる米海兵隊と陸上自衛隊の合同軍事演習の一環として、3月6日から11日まで、沼津海浜訓練場でCRRC(Combat Rubber Raiding Craft:コンバット・ラバー・レイディング・クラフト)やLCUを使った揚陸訓練などの実施が予告されている。
今回の横浜での連日のLCU操船訓練は、この日米合同軍事演習の準備と関係があるのではないか。

しかし、横浜港や東京湾は米軍に提供された訓練海域ではないはずだ。
訓練海域として提供されていない海域で訓練をするのは、認められないはずだ。


3月2日、航行を終えてLCUフォート・マクヘンリーに接舷して停泊するLCUハーパース・フェリー。(22.3.2 星野 撮影)

別の角度から見た、3月2日のハーパース・フェリー(右)とフォート・マクヘンリー(左)。(22.3.2 読者 撮影)



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