高速輸送艦ブランズウィックの横浜での整備工事、完了か


5月3日、横須賀基地13号バースに接岸した高速輸送艦ブランズウィック(2022.5.3 星野 撮影)


5月2日までJMU鶴見工場に入っていたブランズウィック(2022.5.2 星野 撮影)

5月3日、高速輸送艦ブランズウィック(BRUNSWICK T-EPF 6)が横須賀基地の13号バースに接岸した。
この日の午前中に横浜市鶴見区にあるジャパンマリンユナイテッド(JMU)横浜事業所鶴見工場を離岸したブランズウィックは、一旦浦賀水道を通って相模湾に出た後、再び東京湾に入り横須賀基地に入港した。整備工事後の試験航行を行ったのだろう。
ブランズウィックは、昨年10月16日に横須賀基地に入港した後、11月30日にJMU鶴見工場に入り、約5ヶ月間にわたって整備工事を受けていた。

JMU鶴見工場に米軍艦船が入るのは異例のことだ。
そもそもJMU鶴見工場は、日米地位協定第2条の手続きによって米軍に提供された施設ではないはずだ。
米軍への提供施設ではない日本の民間ドックを、米軍すなわち外国の軍隊が使用するという異常事態の既成事実化が進んでいる。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


2022-5-6|HOME|