中型タンカー、鶴見貯油施設に接岸


5月5日、鶴見貯油施設に停泊する中型タンカー、SLNCパックス。(22.5.5 星野 撮影)


5月3日、横須賀沖に到着し、沖合で待機するSLNCパックス(赤丸部分の船)。(22.5.3 星野 撮影)

横浜市鶴見区にある米軍基地の鶴見貯油施設に、米国船籍の中型タンカー、SLNCパックス(SLNC PAX)が5月5日から6日の朝にかけて接岸した。

SLNCパックスは、日本や韓国など東アジア周辺の米軍基地への燃料供給のために米軍がチャーターしている複数の民間タンカーのうちの1隻だ。
今回、SLNCパックスは、石油精製基地があり極東米軍の燃料供給基地となっている韓国のウルサンを4月29日に出港し、4月29日夕方から5月1日の朝にかけて岩国基地に立ち寄った後、5月3日に横須賀基地の沖に到着し、5月4日から5日の朝にかけて横須賀基地の吾妻島燃料桟橋に接岸した後、5月5日の朝、鶴見貯油施設にやって来た。

鶴見貯油施設は、横田基地に供給する燃料の陸揚げ拠点だが、今年1月12日のポハン・パイオニア(POHANG PIONEER)の接岸以降は、今回のSLNCパックスまで約4ヶ月近くの間、鶴見貯油施設への中型タンカーの寄港は確認されていなかった。
中型タンカーの入港間隔が少し開いたように見える理由は、今のところ不明だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


2021年2月、横浜ノースドックに停泊していたSLNCパックス。(21.2.10 星野 撮影)


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