燃料補給艦ビッグホーン、横浜の民間工場にまたも接岸


5月13日、三菱横浜本牧工場に接岸した燃料補給艦ビッグホーン。(2022.5.13 星野 撮影)

5月13日、燃料補給艦ビッグホーン(BIG HORN T-AO 198)がまたもや三菱重工横浜製作所本牧工場に接岸した。

ビッグホーンは、昨年6月24日から8月12日までと今年1月30日から5月1日までの2回、三菱重工横浜製作所本牧工場に入渠して整備工事を行っていた。
5月1日に三菱横浜本牧工場を離岸し横浜ノースドックを5月4日に出港した後、ビッグホーンは5月7日に沖縄のホワイトビーチに入港していた。しかし、5月9日午後にホワイトビーチを出港し、横浜に戻ってきてしまった。
横浜からわざわざ沖縄のホワイトビーチまで整備工事後の「試験航海」に行ってきた、とはあまり考えにくいのではないか。ホワイトビーチまで行ったものの不具合が見つかったということなのだろうか。それとも、もともと予定された行動なのだろうか。
今回の三菱横浜への接岸で、3回目の工事を行うということなのだろうか。

そもそも三菱重工横浜製作所本牧工場は、日米地位協定に規定された手続きによって米軍に提供された施設ではない。外国軍が地位協定の手続きにすら依らず、勝手に日本の民間施設を使用するということが、なぜ許されるのだろうか。なぜこのような行為が公然と行われているのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


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