弾道ミサイル追跡艦、横浜寄港


5月16日、横浜ノースドックに入港した弾道ミサイル追跡船ハワード・O・ロレンゼン。(2022.5.16 星野 撮影)

5月16日の午前、弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼンが横浜ノースドックに入港した。今年3回目の寄港だ。

ハワード・O・ロレンゼンが前回横浜を出港したのは、3月25日のことだ。
AIS(自動船舶識別装置)の情報によれば、ロレンゼンは3月25日の横浜出港後、3月26日から27日の早朝にかけて津軽海峡を通過して日本海に入っている。 その後、4月16日の午前には津軽海峡を通って太平洋側に出た。しかし、4月24日の未明には再び津軽海峡を通過して日本海に入っている。 そして、5月13日の早朝に津軽海峡を太平洋側に抜けて、南側に進路を取っていた。

ロレンゼンは、日本海に入っていた時には朝鮮半島の監視をしていた可能性があるが、3月末からずっと日本海に張り付いていた訳では無い。
3月25日の横浜出港から5月16日の横浜入港までの間、ハワード・O・ロレンゼンが横浜以外の港に立ち寄った形跡は見られない。横浜ノースドックが、この米海軍弾道ミサイル追跡艦の活動拠点となっているのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


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