CV22オスプレイ、船積みのための横浜飛来か



横浜ノースドックの建物の陰に、翼を折りたたんで並べられた3機のCV-22オスプレイ(22.6.4 星野 撮影)




別の角度からみると、窓などにシートが貼られているのがわかる。船積みの準備ではないか(22.6.4 読者 撮影)

6月2日に横浜ノースドックに現れた3機のCV−22オスプレイは、建物の陰に主翼を折りたたんだ状態で並べられている。
なぜオスプレイを横浜港の埠頭上に着陸させたのか、未だに理由は明らかにされていないが、折りたたんだ状態で置かれていることを見ると、横浜ノースドックで貨物船に船積みして搬出しようとしている可能性がある。
しかし、仮に貨物船に船積みして搬出するのだとしても、なぜ搬出しなければならないのか、その理由は不明だ。
米本国でのオーバーホールのためかもしれないが、もしもそうであるならば「車検切れ」あるいは「車検切れ間近」の機体を横浜ノースドックに着陸させたということなのかもしれない。あるいは、これらの3機に何らかの不調があるのかもしれない。いずれにしても、とんでもないことだ。

ところで、6月6日の朝、横浜ノースドックに米国船籍の貨物船SLNCヨーク(SLNC YORK)が入港した。この貨物船はサンディエゴを現地時間の5月17日に出港して横浜にやって来た。
今回のSLNCヨークの横浜ノースドック入港は、3機のCV−22オスプレイの横浜ノースドック飛来、船積み準備と関係がある可能もある。
今年2月に陸上自衛隊オスプレイが米国から岩国基地に運ばれてきた時、その運搬にあたった自動車運搬船はサンディエゴから出発している。今回横浜ノースドックに入港したSLNCヨークも、サンディエゴから直接、横浜にやって来たとみられる。SLNCヨークが、何らかの積み荷を横浜ノースドックに陸揚げするのかどうかも、注目すべき点だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


6月6日、横浜ノースドックに入港した貨物船SLNCヨーク

6月6日の時点では、貨物船ヨークはクレーンでの荷役作業が難しい位置(赤丸)に停泊したが、近いうちに荷役作業をやりやすい場所(青丸)に移動する可能性がある(22.6.6 星野 撮影)


2022-6-7|HOME|