横浜にもどってきた弾道ミサイル追跡艦



7月8日の夕方、横浜ノースドックに入港した弾道ミサイル追跡船ハワード・O・ロレンゼン(2022.7.8 星野 撮影)

7月8日の夕方、横浜ノースドックに弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼン(HOWARD O. LORENZEN  T-AGM 25)が入港した。今年4回目の入港だ。

ロレンゼンの横浜入港は、5月21日の出港以来のことだ。
5月21日の午前に横浜を出港したハワード・O・ロレンゼンは本州の東海上を北上し、5月24日の未明には津軽海峡を抜けて日本海に入った。 その後、6月25日の18時過ぎに、対馬海峡を抜けて日本海を出て東シナ海に入った。
そして7月7日の昼前には、大隅半島の佐多岬の沖合を東側に向かって航行していた。
この間、横浜以外の港に寄港した形跡は見られない。
横浜港が米軍のミサイル監視活動の重要な拠点の一つとなっているということだろう。

入港後、7月12日にはロレンゼンの船体前方のマストとみられる塔のようなもの(「フォアマスト」なのだろうか)に足場が組まれた。7月19日の午後あるいは20日の日中にその足場が取り外されるまで、補修作業が行われたようだ。
横浜ノースドックは、弾道ミサイル追跡艦の補修工事も行われる基地なのだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


この7月、横浜ノースドックにはハワード・O・ロレンゼンだけでなく、さまざまな艦船が集められている(2022.7.10 星野 撮影)
7月12日、ロレンゼンの船体前方のマストとみられる塔に足場が組まれた(2022.7.12 星野 撮影)
7月20日の夕方には、足場は取り外されていた(2022.7.20 星野 撮影)


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