りゅう弾砲や車両等、横浜NDに陸揚げ(1)


8月23日、横浜ノースドックに接岸して155ミリりゅう弾砲や軍用車両などを陸揚げした自動車運搬船「しゅれいU」(右側の船)


8月23日、横浜ノースドックに海兵隊の155ミリりゅう弾砲や車両、資材が大量に陸揚げされた。それらの火砲、車両、資材は、陸揚げ直後にノースドックから搬出された。東富士演習場で行われる演習に使用されるものとみられる。
陸揚げされた軍用車両の多くは、キャンプ富士からやって来たとみられる多数の海兵隊員たちによって運転され、いくつかの集団に分かれて公道を列をなして富士山麓に向かった。




「しゅれいU」から陸揚げされて横浜ノースドックに並べられた軍用車両や資材。既にトレーラーに載せられて搬出の準備ができているものもある。作業に従事する海兵隊員の姿も見える


8月23日の朝、横浜ノースドックに接岸して海兵隊の155ミリりゅう弾砲や軍用車両、資材を陸揚げしたのは、民間企業である琉球海運の自動車運搬船「しゅれいU」だ。琉球海運の自動車運搬船は、海兵隊が那覇軍港と横浜ノースドックなどの間で火砲や車両などを運ぶ際の「御用達」となっている。
普段は那覇、本部、大阪、東京を結ぶ定期航路を航行している「しゅれいU」だが、今回は民間港の那覇港から那覇軍港に移動して海兵隊の155ミリりゅう弾砲や車両、資材を積み込んで、8月21日に沖縄を出発して横浜にやって来た。

陸揚げ作業は23日の昼頃までに終わり、引き続いてノースドックからの搬出作業が行われた。
まずはコンテナなどの資材、一部の車両、そして155ミリりゅう弾砲が、日本の民間運送会社のトレーラーに載せられて横浜ノースドックから運び出されて行った。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(22.8.23 星野 撮影)



トレーラーやトラックに乗せられた車両や資材が横浜ノースドックから搬出されていく


海兵隊のコンテナや車両を載せたトレーラーが、村雨橋を渡っていく

陸揚げを終えて横浜ノースドックを離岸する「しゅれいU」。このあと、東京港へと向かった


2022-8-27|HOME|