弾道ミサイル追跡艦、横浜入港


8月27日、横浜ノースドックに入港した弾道ミサイル追跡船ハワード・O・ロレンゼン(2022.8.27 星野 撮影)

8月27日の朝、弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼン(HOWARD O. LORENZEN  T-AGM 25)が横浜ノースドックに入港した。今年5回目の横浜入港だ。

ロレンゼンは、8月3日の午後に横浜ノースドックを出港した後、沖縄東方の海域に向かった。その後、横浜に戻ってくるまでの大半の時間、沖縄東側周辺の沿岸や、沖縄南東方面の海域を周回し続けていたようだ。
周回していた海域から考えると、今回の航海では弾道ミサイル発射監視の実任務にあたっていた訳ではないように見える。
では、一体何をやっていたのだろうか。

また、8月3日の横浜出港から27日の「帰港」までの間に他の港に立ち寄った形跡は見られない。昨年10月25日から11月10日にかけて佐世保に寄港したのを最後に、ここのところずっと横浜以外には寄港していないようだ。
横浜が、米軍の弾道ミサイル監視活動の拠点になっている。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


8月3日に横浜ノースドックを出港後、南本牧ふ頭の沖を南下するハワード・O・ロレンゼン(2022.8.3 星野 撮影)


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