ブラックホークヘリ、横浜NDで飛行訓練


横浜ノースドック上空に飛来し、周回飛行をする1機目のブラックホークヘリ

横浜ノースドックに飛来した1機目のブラックホークヘリ

2機目のブラックホークヘリ

10月3日の14時14分頃、横浜ノースドック上空に北側から2機の陸軍ブラックホークヘリコプターが飛来した。キャンプ座間の所属機だろう。

1機目はノースドック周辺を高度を下げながら右旋回し、中央部にあるグラウンド上空でホバリングし、そのまま降下した。
その後すぐに浮上し、ノースドックのゲート上空で右旋回し、さらに上昇して磯子方面に飛び去った。

2機目も、1機目と同様の経路でノースドック上空を飛行したが、1機目がタッチアンドゴーを行っている間は、ノースドックに停泊中のタンカーSLNC PAXの上空30メートル付近でホバリングして待機していた。
1機目がタッチアンドゴーを終えた後、2機目もグラウンド上空に移動して、その20メートル上空でホバリングした。しかし、2機目はタッチアンドゴーは行わずに、そのまま1機目と同じ経路をたどって磯子方面に飛び去って行った。

何度も繰り返すが、横浜ノースドックは飛行場では無く、ヘリポートでも無い。いわんや航空機の訓練施設でもない。
ヘリを含む航空機の離着陸を管制する施設は存在しないはずだ。
飛行場でもヘリポートでもない場所でのタッチアンドゴーや、横浜港内での超低空飛行、さらには停泊中のタンカーの上空30メートルでのホバリングなど、日本の航空法の規定を一顧だにしないきわめて危険な振る舞いだ。
米軍は日本の航空法を尊重することを約束したのでは無かったのか?
日本政府は、そして横浜市も神奈川県も、なぜ、市民の安全を脅かす米軍の傍若無人な振る舞いを傍観し続けているのか?
横浜港中心部での米軍の危険行為をなぜ野放しにしておくのか?

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(2022.10.3 読者 撮影)


タッチアンドゴーを行い、浮上してきた1機目のブラックホーク

グラウンド上空でホバリングをする2機目のブラックホーク

2機目のヘリの両側の窓から、兵士が顔を出して下を眺めている

ホバリングを終えて動き始めた2機目のブラックホーク。非常に低い高度を飛んでいることが分かる


2022-10-10|HOME|