陸軍ヘリ、横浜ノースドックでタッチアンドゴー


10月12日の16時頃、横浜ノースドック上空に飛来したブラックホークヘリ

横浜ノースドック上を周回飛行している

埠頭中央部のグラウンド上空に向かう

10月12日の16時頃、またも陸軍ブラックホークヘリコプターが横浜ノースドックでタッチアンドゴー訓練を行った。

ノースドックの北側から1機で飛来したブラックホークは、ノースドックを右回りに周回飛行し、先端部にLT(ラージタグ)が停泊しているバースの上空20メートル付近から埠頭中央部のグラウンド上空に移動した。
そして、グラウンド上空でホバリングし、16時3分頃に着地した。
16時6分頃には離陸して上昇し、16時7分頃に基地ゲート上を通って北に飛び去った。

横浜ノースドックは航空機の訓練施設ではなく、飛行場でもヘリポートでもない。航空機の着陸を管制する施設を持たない港湾施設だ。
「米軍は日本の航空法を尊重している」という趣旨の答弁を政府は国会で行っているが、日本の航空法の第79条では国土交通大臣の許可を得ずに飛行場等以外の場所で離着陸を行うことが禁止されている。
禁止されているのは、それが危険な行為だからだ。
外国の軍隊が日本の法律を破って違法な飛行訓練を横浜港のど真ん中で繰り返して市民の安全を現実に脅かし続けていることを、なぜ防衛省も横浜市も神奈川県も黙認をし続けているのだろうか?
「米軍機は事故を起こさない」「米軍ヘリは騒音を出さない」という訳の分からない「信仰」に凝り固まっているのだろうか。
米軍を「信仰」しているからといって、安全を守るための法律を踏みにじることを野放しにして良いということには全くならない。一体どういうつもりなのか?

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(2022.10.12 読者 撮影)


横浜ノースドック中央部のグラウンド上空でホバリングするブラックホーク


グラウンドに下降している

グラウンドから浮上するブラックホーク

北側に飛び去って行った


2022-10-14|HOME|