横浜NDでヘリが夜間離着陸


4月11日18時45分過ぎ、横浜ノースドック中央部の駐車場付近に着陸したヘリコプター


黄色の丸をつけたところに、ヘリが着地している


同じ場所の、同じ日の日中の写真。赤丸の辺りにヘリが着陸した

4月11日の18時45分頃、既に日が暮れて真っ暗になった横浜ノースドックに、北側からヘリコプターが飛来した。

ヘリはノースドック中央部の陸地側の、コンクリート敷きの駐車場のあたりに着陸し、1分ほどすると再び浮上し、高度を上げてみなとみらい地区あるいは横浜駅の方角へと飛び去って行った。
夜になっていたため、ヘリの機種は確認できなかったが、米軍ヘリであることは間違いないだろう。

何度も同じことを繰り返すが、横浜ノースドックは飛行場でもヘリポートでもない。
航空機を安全に離着陸させる設備はない。
米軍が「尊重している」という日本の航空法では、国土交通大臣の許可無しに飛行場以外の場所で離着陸することは禁止されている。
それは危険だからだ。
ましてや横浜港のど真ん中、高層マンションや中心市街地などに接する横浜ノースドックでの夜間離着陸は、極めて危険な行為だ。

昨年10月末にも、横浜ノースドックで米軍ヘリが離着陸・周回飛行訓練を行ったことを本HPの記事に書いたが、おそらくこのような夜間離着陸を、米軍は横浜ノースドックにおいて繰り返し行っているのだろう。

一旦事故を起こせば周辺の市民を巻き込む大惨事を招く恐れがあることは、米軍も認識しているはずだ。それにもかかわらず、平然と危険な行為を行ったということだ。
米軍の身勝手で無法な振る舞いが、市民の安全の深刻な脅威になっている。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(23.4.11 星野 撮影)


赤丸をつけたところに、ノースドックの北側から飛来し、着陸しようとするヘリコプターの光跡が見える。
下には、岩国基地経由でこの日の午前中に横浜ノースドックに入港した高速輸送艦グアムが停泊している


横浜ノースドックの駐車場付近から再び浮上したヘリ(黄色の丸をつけたところ)


2023-4-11|HOME|