民間タグボート、LCUを曳航して再び横浜を出港


4月17日、横浜ノースドックを出港したタグボートのパシフィック・ファルコンと曳航されるLCUポート・ハドソン


磯子沖を通過するパシフィック・ファルコンとポート・ハドソン


東京湾を南下する2隻の向こうに見えるのは、観音崎だ(23.4.17 星野 撮影)

4月17日、米国船籍の民間タグボートのパシフィック・ファルコン(PACIFIC FALCON)が、LCU(米陸軍揚陸艇)ポート・ハドソン(PORT HUDSON LCU 2035)を曳航して横浜ノースドックを出港した。

AIS(船舶自動識別装置)の情報によれば、パシフィック・ファルコンは東京湾を出て、ホノルルに向かったようだ。ハワイを経由して米本土へとLCUポート・ハドソンを運ぶ予定なのだろう。

このパシフィック・ファルコンとポート・ハドソンは、3月20日に同じような姿で横浜を出港してハワイに向かったのだが、途中でトラブルが起きたようで、3月24日に横浜に引き返していた。

2隻は、その後ずっと横浜ノースドックに係留されていたのだが、トラブル対策の目処が立ったために出港したということだろうか。
今度は途中で引き返すことなく、ハワイに着くことはできるだろうか。

そもそもLCUポート・ハドソンは、米本土に運ばれた後、どのように扱われるのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


3月24日に横浜ノースドックに引き返してきてからは、2隻並んでずっと係留されていた(23.4.10 星野 撮影)


この間、太平洋を曳航中にトラブルが再発しないよう対策を講じていたのだろうか(23.4.10 星野 撮影)


4月16日、出港前日のパシフィック・ファルコンとLCUポート・ハドソン(23.4.16 星野 撮影)


2023-4-19|HOME|