横浜NDの揚陸作戦資材の動き (1)

MCS(浮き桟橋セット)の動き 2


5月17日、コンテナハンドラーを使ってMCSを波打ち際に運んで、組み立てる作業が始まった


作業を担っているのは、米軍の兵士たちだ


組み立てられて波打ち際に並べられたMCS(23.5.17 星野 撮影)


5月18日も、引き続き作業が続けられていた



作業を行っているのは、やはり米軍の兵士たちだ(23.5.18 星野 撮影)

横浜NDの埠頭先端部に並べられたMCS(Modular Causeway System:浮き桟橋セット)だが、それらに5月17日から新たな動きが起きている。
米軍兵士たちによって、それらを更に埠頭の波打ち際にまで移動させて、組み立てる作業が始められたのだ。

約2年前、2021年7月から8月にかけて、グアム島などマリアナ諸島で「フォレジャー21」(Forager 21)演習が行われた際にも、横浜ノースドックで同様の動きが見られた。
その時には、埠頭先端部の波打ち際に並べられて組み立てられたMCSが、クレーンによって海面に降ろされて、なぜか民間埠頭の鈴繁埠頭に接岸した米軍大型輸送艦フィッシャー(T-AKR 301)のところまで運ばれて積み込まれ、マリアナ諸島に「出撃」していったのだ。
今回も、2021年と似たようなことが計画されているのだろうか。

そもそも、MCSを動かす作業を行っている米軍兵士たちは、何者なのだろうか。横浜ノースドックに新たに編成されたという揚陸艇部隊の兵士たちなのだろうか。
防衛省がこれまで横浜市に行った説明によれば、4月16日に5人が配置されただけではなかったのか。
それとも、これらの兵士たちは揚陸艇部隊とは別の、米本土の輸送科部隊の兵士たちということなのだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


5月19日の時点での、作業の進行状況(23.5.19 星野 撮影)


2023-5-21|HOME|