横浜ノースドックに陸自ミサイル部隊(2)


5月後半、陸自ホークミサイルの「第一陣」が搬出された後も、横浜ノースドックに残されていたホークミサイル発射システムの装備。
各種レーダーやミサイル発射装置、運搬パレットなどが並べられている(22.5.27 星野 撮影)


5月後半にミサイル発射システムが並べられていたのは、陸上自衛隊が共同使用している建物の横だ。
写真の中央部の2つの建物が、陸自が共同使用する建物だ(22.5.27 星野 撮影)


6月5日、ミサイル発射システムを回収しに来たとみられる陸自ミサイル部隊のトラック。左側には発射システムのレーダーも並んでいる(22.6.5 星野 撮影)

今年5月半ば頃から横浜ノースドックで、陸上自衛隊ホークミサイル部隊の車両や装備、多数の隊員の姿が目撃され、5月18日頃にその「第一陣」が陸自の駐屯地に向けて出発したことは、既に当HPで報じている。

しかし、「第一陣」が搬出された後も、横浜ノースドックにはまだホークミサイル発射システム装備が多数残されていた。
横浜ノースドックに残されたそれらのホークミサイル発射システムの装備は、6月上旬に再びやって来た陸自部隊によって搬出されていった。

だが、この間、実弾などの危険物が横浜ノースドックに運び込まれていなかったかどうかは、不明なままだ。
また、陸自隊員たちが搬出に向けた作業を行っていた場所は、日米地位協定第2条第4項(b)に基づいて共同使用とすることが合意されている場所では無いようだ。米軍基地として提供されている横浜の港湾施設を、一体どのような法的根拠に基づいて陸上自衛隊が使用していたのかも、不明なままだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


6月8日、ホークミサイル発射システムを回収するために横浜ノースドックに並ぶ陸自トラック(23.6.8 星野 撮影)


横浜ノースドックの埠頭上を走る陸自トラック(23.6.8 星野 撮影)


米海軍音響測定艦エフェクティブの向こうの建物のさらに向こう側に、ホークミサイル発射システムを牽引した陸自トラックが並んでいる(23.6.8 星野 撮影)


ホークミサイル発射システムのレーダーをトラックにつなぐ準備をする陸自隊員たち(23.6.8 星野 撮影)


陸自トラックにホークミサイル発射システムのレーダーがつながれた(23.6.8 星野 撮影)


陸自のミサイル部隊のものと見られるトラックは、6月9日にも確認された(23.6.9 星野 撮影)


写真の中央の陸自トラックの荷台に、複数の陸自隊員が乗り込んでいる(23.6.9 星野 撮影)


2023-7-9|HOME|