海兵隊実弾射撃演習、沖縄と東富士を横浜がつなぐ(2)
演習終了後も横浜へ


東富士での演習を終えた海兵隊の車両が、8月2日から横浜ノースドックの埠頭先端部に並び始めた(23.8.2 星野 撮影)


8月3日には、ノースドックの、みなとみらい地区や大さん橋から見える場所に並べられている海兵隊の車両が大幅に増えた(23.8.3 星野 撮影)






並べられた車両の群れ。危険物プラカードが貼られている積み荷もあった(23.8.3 星野 撮影)



埠頭の最先端部に並べられた、3台の日本通運ウイングトレーラー。大きさから見ると、155ミリりゅう弾砲が入っていたのかもしれないが、中身は謎だ。
まさかとは思うが、爆発性の危険物などは入っていなかっただろうか(23.8.3 星野 撮影)


8月3日には、米海軍のフラットラックコンテナやコンテナも海兵隊の車両の横に並べられたが、これらは海兵隊とは関係ないもののようだ(23.8.3 星野 撮影)


防衛省によれば、東富士演習場で行われた米海兵隊の「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練の分散・実施」は7月28日に終わった。

実弾射撃演習終了後、8月2日より、演習に使用された海兵隊の車両などが横浜ノースドックに並び始めた。
155ミリりゅう弾砲などの兵器は、市民の目に触れやすい形では置かれていなかったが、横浜ノースドックに運び込まれていたはずだ。

これら海兵隊の兵器や装備を沖縄に運ぶために8月4日の朝、横浜ノースドックに現れたのは、7月10日に横浜に陸揚げしたのと同じ、日本通運の自動車運搬船「ひまわり8」だった。

8月4日の昼頃には兵器や車両や物資の積み込みは終わったようだったが、8月10日の夕方まで、「ひまわり8」は横浜ノースドックにそのまま滞在を続けた。
この時期、沖縄周辺に台風6号が長期間居座ったため、海兵隊の兵器や装備を積んだ「ひまわり8」は那覇軍港まで行くに行けなくなってしまったようだった。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)



8月4日、東富士での実弾射撃演習を終えた海兵隊の兵器や車両などを回収するために横浜ノースドックに接岸した「ひまわり8」。この写真を撮影した時には既に積み込みは終わっていたようで、
埠頭上に米軍車両の姿はなく、ランプウェイは折りたたまれている。
しかし、その後、8月10日の夕方まで、「ひまわり8」は横浜ノースドックに接岸を続けることになる(23.8.4 星野 撮影)


2023-8-15|HOME|