弾道ミサイル追跡艦、横浜出港


1月5日、横浜出港前日の弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼン(24.1.5 星野 撮影)

1月6日の朝、弾道ミサイル追跡艦ハワードO.ロレンゼンが横浜ノースドックを出港した。

AIS(船舶自動識別装置)の情報によると横浜出港後ロレンゼンは、浦賀水道を南下して東京湾を出て、房総半島沖を北の方角に進んだようだ。
まだ確定的なことは言えないが、津軽海峡を通過して日本海に入るルートをたどっているようにも見える。

ロレンゼンが横浜に入港したのは1月1日の朝だったから、今回は約5日間の滞在での出港だった。1月6日の出港がミサイル監視任務に就くための出港なのかはまだ不明だが、もしもミサイル監視のための出港だとすれば、短期間での「任務復帰」ということになる。
短期間であれわざわざ横浜ノースドックに寄港するのは、単に補給のためというだけではなく、やはり横浜港のど真ん中にあるこの基地が、米軍の情報収集活動の拠点となっていることを示しているのではないか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


1月6日、ハワード・O・ロレンゼンの出港後の横浜ノースドック。海洋調査船マリー・シアーズが滞在を続けている(24.1.6 星野 撮影)


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