2月8日の横浜ND揚陸艇部隊運用開始式典を見る（１）
2月8日、満艦飾の揚陸艇カラボザの横で揚陸艇部隊運用開始の式典は行われた（24.2.8 星野 撮影）
会場のテントは、前日の2月7日に設営されていた（24.2.7 星野 撮影）
式典開始前の会場。既に幹部とみられる軍人たちが集まっている（24.2.8 読者 撮影）
揚陸艇部隊の司令官である中隊長と米陸軍輸送科のえんじ色の旗を持った旗手を先頭に行進して入場する兵士たち（24.2.8 読者 撮影）
米軍画像サイトDVIDSに掲載された、揚陸艇部隊の兵士たちの式典への入場行進の写真
「5th Transportation Company Activates in Japan [Image 1 of 11]」
https://www.dvidshub.net/image/8232981/5th-transportation-company-activates-japanより引用
式典でスピーチする、揚陸艇部隊隊長（中隊長）のミアータ・シェネイカー大尉とみられる人物（24.2.8 星野 撮影）
沖縄のキャンプトリイに司令部を置く第10支援群の司令官、ネッド・ホルト大佐も式典に参加した。横浜の第5輸送中隊は第10支援群の下に置かれる。
米軍画像サイトDVIDS記事「5th Transportation Company Activates in Japan [Image 9 of 11]
https://www.dvidshub.net/image/8233004/5th-transportation-company-activates-japanより引用
式典には多数の参加者があった（24.2.8 星野 撮影）
2月8日、横浜ノースドックで「第5輸送中隊」運用開始の式典が行われた。
昨年1月の日米２プラス2（外務・防衛担当閣僚会合）で、同年春頃に横浜ノースドックに「新編」することが合意された、「13隻及び約280名」で編成される揚陸艇部隊だ。
既に昨年4月16日に部隊は「新編」されていて、この部隊所属とみられる兵士たちが活動している様子は確認されていた。
2月8日を選んだのはどういう理由なのかは今のところ分からないが、「新編」から約10か月が過ぎた時点で式典を行い、公式に「運用開始」を宣言することにしたということだ。
式典は2月8日の午前10時半から、横浜ノースドックのＡバースに係留されているラニーミード級揚陸艇カラボザ（CALABOZA LCU 2009）の脇で行われた。
在日米陸軍司令官デイヴ・ウォーマック少将や第10支援群のネッド・ホルト大佐など多数の関係者や来賓が参加した模様で、基地の外から見ても100人以上の規模の式典が行われている様子が確認できた。
米軍画像サイトDVIDSの記事によれば、陸上自衛隊の補給統制本部長である牛嶋築陸将など陸自隊員たちも参加し、式典終了後には米陸軍上級准尉の案内で、揚陸艇カラボザの見学も行ったようだ。
現在、陸上自衛隊は揚陸艇の導入を進めており、来年3月には海上輸送部隊「海上輸送群」を新設することが公表されている。
米軍とすれば、この陸自の揚陸艇部隊が米軍の活動の補完や代わりを務めることができるように指導していく、ということなのかもしれない。
ところで、既に述べたように式典の参加者は、基地の外から見て100人以上に上っていたが、この部隊の司令官と米陸軍輸送科の旗を持った旗手に続いて行進して会場に入場し、整列して式典に参加していた、第5輸送中隊所属の兵士とみられる黒いベレー帽をかぶった一団の人数は、おそらく40人に満たない人数だった。
これが、この時点での第5輸送中隊所属の兵士全員であるかどうかは不明だが、部隊の大部分ではあるのだろう。
つまり、2月8日の時点では、この部隊は実質的に数十人規模、たぶん50人に達していない規模で活動しているということではないか。
（ＲＩＭＰＥＡＣＥ編集部 星野 潔）
式典終了後、揚陸艇の入り口の脇で、米軍人と話をする陸上自衛隊の参加者たち（24.2.8 星野 撮影）
背中を見せているのが米軍の軍人で、濃い緑色の迷彩服に黒いブーツを履いているのが、陸自隊員たちだ（24.2.8 星野 撮影）
米軍画像サイトDVIDSに掲載された、式典終了後揚陸艇に乗り込んで米軍人から説明を受ける陸自隊員たちの写真
左から2人目が、米軍画像サイトDVIDSに掲載された、式典終了後揚陸艇に乗り込んで米軍人から説明を受ける陸自隊員たちの写真
左から2人目が、陸自補給統制本部長の牛嶋築陸将だ
米軍画像サイトDVIDS記事「5th Transportation Company Activates in Japan [Image 10 of 11]」
https://www.dvidshub.net/image/8233014/5th-transportation-company-activates-japanより引用
2024-3-12|HOME|