横浜ノースドックの米軍消防署は、ここにある（24.6.20 星野 撮影）
横浜NDで基地消防隊が出動か？
横浜ノースドックの米軍消防署は、ここにある（24.6.20 星野 撮影）
6月21日の夕方、横浜ノースドックの中にある米軍消防署から、米軍消防車が赤色灯を付けて出動した。
出動した消防車は、ノースドック内にある「SHINKO WAREHOUSE」と名付けられている3階建ての倉庫の横に停まった。
この倉庫の、みなとみらい地区側からは見えない側の方で何かがあったようだ。
ただし、炎や煙のようなものは、桜木町の側からは確認できなかった。
その後、小型の消防指揮車やワンボックスカーも駆けつけて、防火服を着た少なくとも2名の消防隊員を含む数人が状況の確認をしていたようだが、30分ほどすると消防車も消防指揮車も赤色灯を消して、消防指揮車は現場から引き揚げていった。
しかし、同様に消防署に戻るために動き始めたかに見えた消防車の方は、向きを変えて停車し、改めて降り立った隊員たちが車体や積んでいる器具を確認するような作業を開始した。
消防車あるいはその積んでいるポンプなどの消防器具そのものに、何かトラブルが見つかったのだろうか。
訓練には見えない、試射のような放水も、一時行われた。
やがて、横浜ノースドックの基地内消防署のもう一台の消防車もやって来て、乗ってきた隊員たちも、作業に加わったようだった。
消防車周辺での作業は、日没後、暗くなっても続けられていたようだった。
消防車のトラブル（？）あるいはチェック作業はともかくとして、今回の出動は一体何だったのだろうか。
ボヤのようなものが発生したのだろうか。それとも火災感知器の誤作動のようなことがあったのだろうか。
あるいは訓練だったのだろうか。訓練のようには見えなかったが。
横浜港のど真ん中にある米軍基地である横浜ノースドックの倉庫の中に一体何が置かれているのか、市民には明らかにされていない。
そもそも軍隊の倉庫だ。危険物が置かれている可能性も十分ある。ひとたび火災や事故が発生すれば、市民に重大な危険や被害が及ぶ可能性もある。
横浜市には、基地消防隊の出動とその理由について、米軍からすぐに通報はなされたのだろうか。情報共有は行われたのだろうか。市民に情報は伝えられただろうか。
米軍が何らの通報も行っていなかったとしたら、大きな問題ではないか。
少なくとも、一般の市民向けには、情報が伝えられた形跡はない。
（ＲＩＭＰＥＡＣＥ編集部 星野 潔）
6月21日18時過ぎ、消防署にいた消防車1台の赤色灯が灯った（24.6.21 星野 撮影）
赤色灯をつけて出動する消防車（24.6.21 星野 撮影）
消防車は3階建ての倉庫「SHNKO WAREHOUSE」の横に停車した（24.6.21 星野 撮影）
防火服姿の消防隊員が消防車から降りてきた（24.6.21 星野 撮影）
消防隊員は、フェンス越しに何かを見ているようだった（24.6.21 星野 撮影）
やがて、小型の消防指揮車も赤色灯をつけて駆けつけてきた（24.6.21 星野 撮影）
消防指揮車からは、活動服姿と見られる隊員が降りてきた（24.6.21 星野 撮影）
隊員たちは、状況の確認を行っているようだ（24.6.21 星野 撮影）
こちらから見る限りでは、炎や煙のようなものは見えない。
赤い丸をつけたところがやや黒くなっているが、これは白い建物の壁に以前から付いている汚れのようだ（24.6.21 星野 撮影）
現場にワンボックスカーもやって来た（24.6.21 星野 撮影）
ワンボックスカーから降りてきた人物は、銀色あるいは白色にみえる上着を着た（24.6.21 星野 撮影）
しばらく、状況の確認や話し合いのようなことが行われていたようだ（24.6.21 星野 撮影）
18時40分近くに消防隊は赤色灯を消し、指揮車は帰っていった。消防車も戻ろうとしているように見えた（24.6.21 星野 撮影）
ところが消防車は再び停車し、隊員たちが車を降りて、車体や器具のチェックのようなことを始めたようだ（24.6.21 星野 撮影）
そこに横浜ノースドックのもう一台の米軍消防車がやって来た。
先ほどから停車していた消防車は、なぜか左前方に向けて放水を始めた（24.6.21 星野 撮影）
放水はしばらく続いた。かなり激しい勢いの放水だったようだ（24.6.21 星野 撮影）
消防車の車体あるいは機材のチェックと見られる作業は、日没後、暗くなっても続けられていたようだ（24.6.21 星野 撮影）
6月21日に消防車が出動した「SHINKO WAREHOUSE」は、別の角度から見るとこのようになっている。
トラックが停車しているエリアは「NAVY LAND AREA」と名付けられているようだ（24.3.21 星野 撮影）
2024-6-22|HOME|