横浜ノースドックで行われた陸自演習を振り返る(1)


10月3日に防衛省が発表した日米合同委員会の「合意」の一部。


10月13日、横浜ノースドックの中央部に軽装甲機動車も含む多くの陸自車両が並べられたのが確認された(24.10.13 星野 撮影)


10月14日の横浜ノースドック(24.10.14 星野 撮影)


軽装甲機動車の近くに陸自隊員が集まっている(24.10.14 星野 撮影)

「令和6年度陸上自衛隊演習」という名目で、「10月12日から19日までの間」の横浜ノースドックの「一部を日米地位協定第2条第4項(a)に基づき共同使用すること」を、日米合同委員会の合意として防衛省が発表したのは、10月3日のことだった。
実際には、10月中旬から後半に至るまで、米軍基地の横浜ノースドックで陸上自衛隊の演習が行われていた。

そこで、この10月の横浜ノースドックでの陸上自衛隊の動きを数回に分けて振り返ってみよう。

そもそも2024年度の「陸上自衛隊演習」は、陸上幕僚監部が今年9月26日に発表したニュースリリースによれば、9月2日から11月下旬にかけて「全国の駐・分屯地、各演習場、奄美大島等」で行われている演習だ。9月2日から始めている演習について、開始後24日も経ってから内容を公表すること自体、市民に対する説明を軽視し、実力組織に対する市民の統制を蔑ろにする態度だが。

発表された日米合同委員会の合意では、横浜ノースドックでの陸自演習は10月12日から開始されるということであったが、確認できた限りでは、多くの陸自車両がノースドックの中に現れたのは10月13日になってからだった。

10月13日、トラックや軽装甲機動車など各種の陸自車両がノースドックの中央部に並べられているのが確認された。
14日には視認される車両はさらに増え、陸自隊員たちの活動も確認できるようになった。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


10月14日には、普段から自衛隊が共同使用している2棟の建物の周囲にも、いつもよりずっと多くの陸自車両が(24.10.14 星野 撮影)


複数の軽装甲機動車やトラックなどが見える(24.10.14 星野 撮影)


こちらはレッカー車か?(24.10.14 星野 撮影)


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