(速報)横浜NDにCV-22オスプレイ
6月5日の15時過ぎ、横浜ノースドック上のCV-22オスプレイ。機体の整備作業が行われているようだ(25.6.5 星野 撮影)
6月5日、横浜ノースドックに陸揚げされたオスプレイは1機だった(25.6.5 星野 撮影)
機体の前面の突起(レーダー)から、CV-22であることが分かる(25.6.5 星野 撮影)
6月5日の午前、横浜ノースドックにCV-22オスプレイが1機、陸揚げされた。
運んできたのは、米国船籍の自動車運搬船グリーン・ウェーブ(GREEN WAVE)だ。
グリーン・ウェーブは現地時間の5月19日に米国西海岸の軍港、サンディエゴを出港し、6月5日の朝、横浜ノースドックに入港した。
オスプレイは、サンディエゴから運ばれてきたのだろう。
CV-22を横浜ノースドックの埠頭に降ろしたグリーン・ウェーブは、昼過ぎには横浜を出港した。
AIS(船舶自動識別装置)の情報では、韓国の平澤港が行き先ということになっている。
陸揚げされた機体は、すぐに横浜ノースドックの埠頭の先端近くにある倉庫の建物の影に運ばれた。
「みなとみらい地区」や「大さん橋」などの観光スポットからは見えにくい場所だ。市民に見られたくはないのだろう。
陸揚げ直後から、整備作業が行われているようだ。
なるべく早く、埠頭上から横田基地に飛ばそうというのだろう。
横浜ノースドックは、横田基地にCV-22オスプレイが配備された時から、その陸揚げ港として使われてきた。
最近では2023年5月に3機のCV-22が陸揚げされ、数日後には横浜ノースドックの埠頭上から横田基地に飛んでいった。
この時横浜に陸揚げされたCV-22のうちの1機が、同年11月に屋久島沖に墜落した機体だ。
乗員8人全員が死亡した墜落事故がなぜ起きたのか、米軍も日本政府も事故が起きた根本的な原因を明らかにしないまま、事故原因が分からないまま、オスプレイの飛行は再開された。
そして、今日(6月5日)、米軍も日本政府も情報を何も公開せず、何の説明もしないまま、1機のCV-22を横浜ノースドックに陸揚げした。
あまりにも市民への説明責任を軽んじた態度であり、市民の安全を軽んじた行為だ。
一体何のために横浜ノースドックにCV-22オスプレイを陸揚げしたのか。
屋久島沖での墜落事故の原因は解明できたのか。
米軍と日本政府はまず、説明するべきだ。
そして、飛行場でもヘリポートでもない横浜ノースドックからのオスプレイの飛行を中止するべきだ。米国に持って帰れ。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)
6月5日、横浜ノースドックにCV-22オスプレイを搬入した米国船籍の自動車運搬船グリーン・ウェーブ。サンディエゴからやって来た(25.6.5 星野 撮影)
昼過ぎに離岸するグリーン・ウェーブとオスプレイ(25.6.5 星野 撮影)
陸揚げされたCV-22オスプレイは、建物の影に隠すように運び込まれた(25.6.5 星野 撮影)
2025-6-5|HOME|