「沖縄県道104号線超え実弾射撃訓練」の装備、11月に横浜NDに陸揚げ

今年11月18日、横浜ノースドックに入港し海兵隊の車両や装備を陸揚げした自動車運搬船「しゅれいU」(25.11.18 星野 撮影)



陸揚げされた各種の軍用車両(25.11.18 星野 撮影)

手前のトラックの荷台の2つのコンテナには、危険物質を示すプラカード(HAZMAT placard)が貼り付けられている。
このトラックを含む少なからぬ軍用車を、おそらく海兵隊員が運転して横浜から演習場に運んだようだ(25.11.18 星野 撮影)

陸揚げされて建物の向こうに並べられた車両の中には、上部にレドーム型のアンテナを取り付けたものが見える。
ここに並ぶ他の車両も、同様に上部にレドーム型アンテナを取り付けられるようだ。つまり、これらは特殊な通信機能を持つ車両群のようだ。
今回の実弾射撃演習は、単純に大砲をぶっ放すだけのものではなく、マルチドメイン作戦を想定したものだったのだろう(25.11.18 星野 撮影)

海兵隊の装備を運ぶためにやって来た民間運送会社のトレーラー。向かって左側に並ぶトレーラーには既に積み荷が載せられている。
向かって右側のトレーラー群には、まだ積み荷は載せられていない(25.11.18 星野 撮影)

この時点で「積み荷」が載せられていないトレーラーは12台。防衛省の「お知らせ」によれば横浜に陸揚げされる「砲」は12門。
これらのトレーラーに、これから「砲」を載せるということだったのだろうか(25.11.18 星野 撮影)

「みなとみらい地区」の側からは見えない位置で、クレーンを使って陸揚げ装備をトレーラーに積む作業が行われていたようだ(25.11.18 星野 撮影)


隊列を組んで富士山麓に向けて横浜ノースドックを出発する、海兵隊の装備を積んだ民間運送会社のトレーラー(25.11.18 星野 撮影)

トレーラーのすぐ後ろについている紺色の車は、警戒車両だろう(25.11.18 星野 撮影)

迷彩服の兵士を乗せたバスが止まっていた。「しゅれいU」に乗って沖縄から来た海兵隊員を乗せてキャンプ富士に向かうのだろうか。
それとも、キャンプ富士から海兵隊員を乗せて横浜ノースドックに来たのだろうか(25.11.18 星野 撮影)

11月18日に陸揚げされたとみられるハンヴィー1両が、翌19日午前中にまだノースドックのふ頭上に置かれているのが見えた。
その近くにはレッカー車が来ていた。わざわざ沖縄から運んできたけれども壊れて動けなかったのだろうか(25.11.19 星野 撮影)
今年11月18日の朝、横浜ノースドックに琉球海運の自動車運搬船「しゅれいU」が接岸し、海兵隊の車両や大砲などの装備を大量に陸揚げした。
普段は沖縄と大阪・東京を結ぶ定期航路で運航されている「しゅれいU」は、11月15日から18日の間だけ定期航路を運休し、11月15日に那覇軍港を出発して横浜ノースドックにやって来た。
防衛省の10月15日付けの「お知らせ」によれば、今年11月25日から12月5日にかけて北富士演習場で「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練の分散・実施」が行われた。
同じ防衛省の「お知らせ」には、訓練部隊は11月中旬にキャンプ富士に到着と書かれているが、11月18日に横浜港に陸揚げされた海兵隊の装備はまさにこの実弾砲撃演習のためのものだったようだ。
防衛省の「お知らせ」によれば、陸揚げされたのは「砲」12門と約150両の車両などだったようだ。155ミリ榴弾砲の実弾射撃演習のはずだが、防衛省は「お知らせ」に「155ミリ榴弾砲」とは書かず「砲」と敢えて曖昧に書いているところが少し気になるところだ。
11月18日に陸揚げされた車両や装備の大半は、陸揚げ直後に富士山麓に運ばれたようだ。
車両や装備のうち、コンテナや155ミリ榴弾砲や牽引車両などは民間トレーラーに載せて運んだようだが、少なからぬ数の軍用車両は、おそらくは海兵隊員たちの運転で、横浜から演習地に運ばれたのではないか。
そのようにして運ばれたとみられる軍用車両の中には、危険物質プラカード(HAZMAT placard)を貼り付けたコンテナを複数荷台に積んでいるものもあった。
海兵隊にとっては横浜からキャンプ富士に軍用車両を運転していくこと自体が訓練の一環となっているようだが、海兵隊員にとって慣れない道で軍用車両を連ねて走ること自体、人びとの仕事と生活の場を演習場とするもので、市民の安全を無視した危険な振る舞いだ。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)

横浜市基地対策課HPに掲載された、10月15日付けの防衛省からの「お知らせ」
2025-12-29|HOME|