2機の海軍ヘリ、横浜港で飛行訓練


4月7日、横浜港上空を低空で飛び交う2機の海軍ヘリコプター(26.4.7 星野 撮影)


ヘリの後方の白い煙突は横浜火力発電所のもの、高さ約200メートル。それと比べるとヘリの飛行高度がいかに低いかが分かる(26.4.7 星野 撮影)


白い風車「ハマウィング」(横浜風力発電所)のブレードが地面と垂直になったとき、先端部の高さは地上118メートル。
おそらくこの海軍ヘリは、それよりも若干低いか同じくらいの高度で旋回している(26.4.7 星野 撮影)


この機体はビューロナンバー614。原子力空母ジョージ・ワシントン艦載のヘリコプター部隊、HSC-12のMH-60Sヘリコプターだ。
原子力空母の横須賀滞在時には厚木基地に属している(26.4.7 星野 撮影)


こちらの機体のビューロナンバーやモデックスは不明だ。MH-60Sヘリであることは確かだ(26.4.7 星野 撮影)


ノースドックのグラウンドに着陸する「614」のヘリ(26.4.7 星野 撮影)


もう1機のヘリも着陸態勢に入る(26.4.7 星野 撮影)


着陸するMH-60Sヘリ(26.4.7 星野 撮影)


2機が前後に並んでローターを回したまま着地している(26.4.7 星野 撮影)


先に前のほうの機体が浮上し、横浜港上空の低空周回飛行を再開した。こうした離着陸訓練も何度か繰り返された(26.4.7 星野 撮影)


瑞穂埠頭の周囲を周回するMH-60Sヘリ(26.4.7 星野 撮影)


低空を飛ぶMH-60Sヘリ(26.4.7 星野 撮影)


ノースドックのグラウンドに向かう、原子力空母ジョージ・ワシントン艦載ヘリ(26.4.7 星野 撮影)


ヘリの向こうに見えるのは、「バナナ埠頭」の別名を持つ「出田町ふ頭」だ(26.4.7 星野 撮影)


約20分にわたって横浜港内で周回飛行・離着陸訓練を行ったあと、東京湾に出て行く2機の海軍ヘリ(26.4.7 星野 撮影)


2機は東京湾を南下していった。ヘリの向こうには、対岸の千葉県君津市の製鉄所が見える(26.4.7 星野 撮影)

4月7日の16時50分頃、2機の海軍ヘリコプターが横浜港上空に飛来し、横浜港内で約20分にわたって低空での周回飛行訓練と横浜ノースドックのグラウンドへの離着陸訓練を繰り返した。

2機のうちの1機はADS-B(Automatic Dependent Surveillance?Broadcast:放送型自動従属監視)の情報を送信しており、それによれば、4月7日の16時9分に厚木基地を飛び立った機体だった。

横浜港で訓練飛行を行った機体は、2機ともMH-60Sシーホークヘリコプターだった。

2機のうちの1機の機体には「614」のビューロナンバーが書き込まれていた。
これは原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機部隊である第5空母航空団(CVW-5:Carrier Air Wing Five)の第12ヘリコプター海上戦闘飛行隊(HSC-12:Helicopter Sea Combat Squadron)所属のヘリだ。
ワシントンが横須賀に入港しているときには、厚木基地を拠点として活動している。

もう1機については、ビューロナンバーもモデックスも、テイルレターも確認することはできなかった。しかし、MH-60Sヘリであることは確かなので、HSC-12に所属する機体か、あるいはグアムを本拠としつつも厚木に分遣隊を出しているHSC-25に所属する機体かのどちらかではないだろうか。

なお、あとで知ったことだが、2機のヘリが横浜港上空に飛来する直前に、横浜港の近くにある川崎市扇島のJFEスチールの敷地内で大事故が発生していた。しかし、米軍ヘリの飛来は事故とは何の関係もないようだった。

横浜港は米軍に提供されている訓練空域ではない。横浜ノースドックには飛行場は存在しない。したがって低空周回飛行訓練を行うことも、離着陸訓練を行うことも許されてはいない。
にもかかわらず米軍は、横浜港・横浜ノースドックでのヘリコプターを平然と日常的に実施している。
米軍のこうした活動こそが、日本で暮らす人びとの安全に対する具体的な脅威となっている。

この日、同じ時間帯に横須賀基地の沖でも、厚木基地を飛び立ったとみられる2機のヘリが周回飛行訓練を長時間にわたって行っていた。
さらに、その2機とも別に、少なくとも1機が茅ヶ崎市の沖付近で、やはり周回飛行訓練を行っていた。
いずれも米軍に提供された空域ではない場所だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


横浜港で2機のヘリが訓練を行っていたのと同じ時間帯に、横須賀基地沖で別のヘリが訓練を行っているのが辛うじて見えた(赤丸の中)(26.4.7 星野 撮影)


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