横浜NDに高機動ロケット砲。弾薬再装填用「ロケットポッド」も

横浜ノースドックに並べられた3門の高機動ロケット砲ハイマースや3台のハンヴィー、1台のトラックと牽引車両(26.9.3 星野 撮影)

手前のトラックの荷台には、弾薬再装填用の「ロケットポッド」が載っている(26.9.3 星野 撮影)

米軍画像サイトDVIDSに掲載されている、今年5月20日の富士山麓でのハイマース実弾砲撃演習の時の写真と記事。
横浜ノースドックに置かれたトラックの荷台に乗っているものと同じ形のものを、「rocket pod」(ロケットポッド)と呼んでいる。
https://www.dvidshub.net/image/9696841/3-12-conducts-himars-live-fire-training

米軍画像サイトDVIDSに掲載されている、今年5月20日の中東でのハイマースの作戦行動とされる写真・記事。偶然なのか、富士山麓の記事と同じ日付だ。
富士山麓でのハイマース砲撃演習の記事では「ロケットポッド」と呼んでいるのと同じものを、こちらでは端的に
「Ammunition for the U.S. Army M142 High Mobility Artillery Rocket System (HIMARS)」(米陸軍のM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)用弾薬)と呼んでいる。
ということは、横浜ノースドックに置かれているものも、端的に言って「弾薬」だということか?
つまり、米軍は横浜港のど真ん中に高機動ロケット砲ハイマースの弾薬を置いているということか?
https://www.dvidshub.net/image/9697288/us-army-soldiers-conduct-operations-middle-east

ハイマースやハンヴィー、トラックなどと同時に、この小型コンテナもこの場所に運び込まれたようだ(26.9.3 星野 撮影)

3門のハイマースの右隣に並べられている砂漠塗装のトラックなどは、CBRN(化学・生物・放射線・核)部隊のものと見られる装備だ(26.9.3 星野 撮影)

別の角度から見た写真。4台の砂漠塗装のトラックの列の向こう側に、ハイマースなどが並べられている(26.9.3 星野 撮影)

8月31日の夕方には、まだハイマースなどはこの場所に並べられていなかった(26.8.31 星野 撮影)

9月1日には、ハイマースなどが搬入され並べられていた(26.9.1 星野 撮影)
横浜ノースドックに、9月1日、3門の高機動ロケット砲ハイマースや、3台のハンヴィー、そして1台のトラックと牽引車両が新たに並べられた。
ハンヴィーなどが並べられたのは、CBRN(化学・生物・放射線・核)対応部隊のものとみられる車両や資材の隣だ。
ハンヴィーとともに搬入されたトラックの荷台には、ハイマースに弾薬を再装填するための「ロケットポッド」が載せられている。
しかし、米軍画像サイトDVIDSにはこの「ロケットポッド」を端的に「弾薬」と説明している記事もある。その記事の表現が正しいのであれば、米軍は横浜港のど真ん中にハイマースの弾薬を持ち込んでいるということになる。
これらの3門のハイマースなどはどこから搬入されたのか?実弾は装填されているのか?トラックの荷台に載せられている「ロケットポッド」には弾薬が詰められているのか?3門のハイマースはどこの部隊に所属しているのか?陸軍のものなのか海兵隊のものなのか?さらに、なぜ横浜ノースドックに搬入されたのか?などについては今のところ不明だ。
そもそも高機動ロケット砲を、米軍基地とは言え民間港のど真ん中の横浜ノースドックに持ち込むということ、そして持ち込んだということを、少なくとも市民は知らされていない。
防衛省によれば、9月11日から22日までの日程で、東富士演習場で「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」が行われる。訓練部隊は9月上旬にキャンプ富士に到着する予定だという。
この海兵隊の砲撃演習と、横浜ノースドックに搬入された高機動ロケット砲ハイマースとは何か関係があるのだろうか。関係の有無は今のところ不明だ。
しかし、東富士演習場で予定されているのは155ミリ榴弾砲の砲撃演習であって、ハイマースは155ミリ榴弾砲ではない。
155ミリ榴弾砲の実弾射撃演習を沖縄の「負担軽減」のために「本土」に移転するという名目で行われる演習である以上、155ミリ榴弾砲以外の火砲の砲撃演習をすることは当然許されない。
しかし、米軍は最近、富士山麓でハイマースの実弾射撃演習を行うようになった。今年5月にも、富士山麓での2回目のハイマースの実弾射撃を行っている。要注意だ。
(RIMPEACE編集部 星野 潔)

9月3日の朝、横浜ノースドックに入港した自動車運搬船グリーン・オーシャン。米国のチャールストン港を8月1日に出港して横浜にやってきた。
ノースドックに並べられたハイマースや、富士山麓での実弾射撃演習などとの関係は不明だ。
米国を出港してから横浜入港まで1ヶ月以上かかっているが、実は伊豆諸島沖に到着してから周辺で時間を潰して入港時期を調整していた(26.9.3 星野 撮影)
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