陸軍舟艇が集積される横浜ノースドック



9月15日の横浜ノースドック。2隻の事前集積艦がディエゴガルシアから運んできた上陸用舟艇など、陸軍の"Port Opening Package"のパーツがどんどん増えている。アメリカン・コーモラントが運んできた大型のタグや上陸用舟艇(LCU)が、海洋調査船や音響測定艦を追い出すようにして並んでいる。追い出されたアサーティブは、ノースドックの先端にひっそりと停泊している。

今回アメリカン・コーモラントが運んできたLCUは以下の3隻。
Broad Run (LCU-2007)
Calaboza (LCU-2009)
Fort McHenry (LCU-2020)


埠頭の上には大型のバージが見える。これまでほとんど船が入ることがなかった瑞穂橋の南側にも小型の舟艇が停泊している。その後ろにはLCMが陸揚げされて並んでいる。

星条旗新聞(2002.9.10)新聞によれば、これらの舟艇は15年間も海上で事前集積されていたという。LCACに比べれば相当な時代物だが、港のない海岸に陸軍の戦車や弾薬・物資を陸揚げするには十分なパッケージの半分以上が、ノースドックに集積されたのだ。


ひしめくように繋がれている小型舟艇と、陸上のLCM


2隻の大型タグの手前をシーバスが横浜駅東口に向かう(写真は二枚とも9月15日撮影)

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