横浜ND備蓄セット、また韓国での演習に (2)

「筏師」部隊、ノースドックで事前訓練


小型タグ(Causeway Ferry,CF)に乗って、海上で浮体を組み立てる訓練中(2015.5.29 撮影)


第331輸送中隊の兵士が作業する横には、上部組織の第7支援旅団のエンブレムのついたコンテナも(5.26 撮影)

横浜ノースドックから、今回は韓国西海岸の砂浜、Anmyeon Beachで行われる CJLOTS 15 演習で、横浜ノースドックに備蓄されているMCS(浮体ユニット、いかだの材料)が現場で つかわれる。

貨物船から海上で車両などを降ろす大きなフロートや、車両を載せて曳いていくいかだ、砂浜に突き立てたような浮桟橋。これらはすべて Modular Causeway System (MCS) を構成する コンテナ大の浮体を組み合わせて作る。いかだ師のような任務を果たす兵士が、韓国に渡る前に、備蓄場所のノースドックに展開している。
第331輸送中隊の兵士たちで、ヴァージニア州フォートユーティスの第7支援旅団第11輸送連隊の構成部隊だ。

MCSが貨物船に積み込まれるのは6月4日以降だが、それまでノースドックで第331輸送中隊の兵士たちが浮体同士をつないだり、そのためのタグの組み立てを訓練している。
2年前に韓国東海岸のポハンで行われた海上からの補給支援の演習CJLOTS13にも、この第331輸送中隊が参加して、フロートからいかだまで、さまざまな組み立てと、それを使った貨物船 から上陸地点までの車両の輸送をおこなっていた。

(RIMPEACE編集部)


一昨年ポハンで行われた演習で、MCSが組み立てられて桟橋になった。2013.4.15 米軍の記録写真より。


2015-5-30|HOME|