横浜ND備蓄セット、また韓国での演習に (3)

ノースドックに大きな浮体出現

コンテナ大の浮体ユニットを分解、筏のように組み合わせて、海上で貨物船から車両やコンテナなどの物資を降ろす広い平面をつくるのが、港湾施設を使えない場合の揚陸作戦の手始めとなる。 そのほかこの浮体ユニットは組み合わせ次第で、上陸地点の浮桟橋となり、また沖合から浮桟橋まで物資を載せて運ぶいかだにもなる。
5月31日、横浜ノースドックの海面で、浮体ユニットが分解されて貨物船から海面にクレーンで下ろされたあと、海上で浮体に組み上げていく訓練が行われた。韓国西海岸の Anmyeon Beachで行わ れる CJLOTS 15 演習の事前演習だ。ノースドックは、陸軍揚陸セットの備蓄場所から、揚陸セット使用の訓練場所に機能が拡大している。


水面に降ろされたユニットの上に兵士が乗って、3つの部品を一本の浮体の「素」にする。これを平タグ
(Warping Tug: WT)の側面につなぐ。これを3回繰り返すと、80フィート×24フィートの面積の浮体ができる


80フィート×24フィートの浮体をWTの側面につないでさらに大きな結合浮体を組み立てる海上に移動


中型タグの置き場付近に作られている大きな浮体に近づく


曳いてきた浮体の側面を、大きな浮体につなぐ。結合作業は兵士が手作業で行っていた


大きな浮体に結合された浮体を切り離して、WTは再び海上でのユニット組み立て現場に向かう


別のフロートが、ノースドックのJバース付近に組み立てられている

(RIMPEACE編集部)(2015.5.31 撮影)


2015-5-31|HOME|