米本国西海岸の基地と韓国や日本国内の基地を巡回し、その間に民間の自動車運搬の仕事を主に行っているグリーン・リッジが６月末に横浜ノースドックに寄港した。今回米本土から運んできた のは、フォース・プロバイダーの２分の１セット程度の量のコンテナだった。いずれ、相模補給廠に運ばれ、陸軍の戦時備蓄ＡＰＳ−４として保管されることになろう。
このフォース・プロバイダーのセットは陸上部隊が海外に出ていくときに使用のニーズが高まり、これまで２回、相模補給廠からアフガンに送られている。ＡＰＳ−４の中でも、燃料輸送システ ムや野外病院セットなどと比べて格段に戦場に送られることが多いキットだ。中東に送られたセットの代わりに、本国から補充されたものとみられる。

やはりＡＰＳ−４を構成する陸軍ポートオープニングセットの舟艇などが、ノースドックに保管されている。そのうちのＬＣＵ２隻が韓国からタイまで、演習時の輸送任務に就くために現役化 された。そのうちの１隻が６月２１日にノースドックに戻ってきた。戦時備蓄の保管基地から、いつでも現役の舟艇に戻して輸送機能を担えることを、今回の２隻のＬＣＵの「活躍」が示した。
ノースドックに輸送基地機能が新たに加わったことになる。

2014-7-3|HOME|