揚陸補助艦モントフォード・ポイントは、実質的に横浜に配備されたような状況となっている。今月は一度も出港することなく、停泊し続けた。

　高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスが韓国の浦項（ポハン）を経由して1月27日の昼頃に寄港し、「定位置」のBバースに停泊した。ウエストパック・エクスプレスの入港直前 のBバース付近には、多くのコンテナなどの貨物が運び込まれていた。ウエストパック・エクスプレスは、翌28日の午前には出港して再び浦項に向かった。

　12月に沖縄から横浜に戻ってきたLCUのコアモ（LCU 2014）とハーパース・フェリー（LCU 2022）に代わって、カラボザ（LCU 2009）とブロードラン（LCU 2007）が相次いで横浜を出港 した。ブロードランは釜山に短い時間立ち寄った後で、また、カラボザは直接、沖縄に到着した。
カラボザとブロードランは、昨夏から秋にかけて、横浜ノースドックDバース付近でレドーム新設やマストなどの改修工事を行った。この2隻が、コアモとハーパース・フェリーに代わっ て沖縄に配備され、東南アジア、東アジアを結ぶ輸送業務を行うことになるのかもしれない。

　1月30日には、パスファインダー級海洋調査船ヘンソンが入港した。ノースドックへの寄港は、2013年10月以来のことだ。12月半ば頃にスペインの基地を出港して、横浜に来たようだ。

（星野 潔）

2017-2-3|HOME|