2017年5月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 Y:横須賀、S:佐世保、NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、RB:レッドビーチ、GM:蒲郡
PH:ポハン、PT:ピョンテク、JH:ジンヘ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    
WESTPAC EXPRESS (T-AKR) PH NH NH NH NH NH NH NH WB PH JH NH RB i/o PH NH NH NH NH NH NH NH NH PT NH WB i/o PH NH 高速輸送船
MONTFOLD POINT (T-ESD 1) Yin Y Y Y Y Y Y Y out ========================== SAIPAN ========================== 揚陸補助艦
GREEN LAKE (T-AKR) Heuneme Guam Busan NH in out GM 自動車運搬船
MARY SEARS(T-AGS 65) out in 海洋調査船
OCEAN GIANT (T-AK) Singapore   === POHANG === in out 貨物船

 横浜ノースドックに長期間滞在していた揚陸補助艦モントフォード・ポイントが、5月2日に横浜を出た。10日までは横須賀の錨地に停泊していたが、その後太平洋に出て、 サイパンに行った模様だ。

モントフォード・ポイントが出た後空いていたHバースに、5月19日の朝、貨物船オーシャン・ジャイアントが入港した。オーシャン・ジャイアントは、米韓合同演習に使用する MCS(浮き桟橋)、WT(warping tug)などの小型舟艇類を今年3月に保管・係留場所のNDから韓国のポハンに運んだ貨物船だ。
今回、オーシャン・ジャイアントはそれらをポハンから横浜に再び運んできたのだ。オーシャン・ジャイアントは入港直後の19日午前中から、積み下ろし作業を開始し、STやWT、 LCM、MCSなどが次々と海面に降ろされた。
海面に浮かべられたMCSは、Eバース付近で再び陸揚げされて分解され、コンテナハンドラーによって運搬用のトレーラーに積み込まれた。そのトレーラーは大回りしてノースドック の中心部に行き、そこでコンテナハンドラーがMCSをつかんで大テント横の集積地に運び込むという複雑な動きが見られた。

5月27日の早朝には、自動車運搬船グリーン・レイクがHバースに入港した。グリーン・レイクの入港後、ノースドックには陸上自衛隊のホークミサイルの発射機や陸自のトラックが 並んだ。
また、グリーン・レイクの出港後のHバース付近には、米軍のMRAP(Mine Resistant Ambush Protected 耐地雷待ち伏せ防護の新型装甲車)が1台置かれていたほか、軍用工作 車両、白い大型タンクを載せたトレーラーが複数並んでいた。それらの陸自のホーク発射機や米軍の車両は、グリーン・レイクが運び込んだ可能性がある。

 4月24日に約9年ぶりにノースドックに姿を現した海洋調査船マリー・シールズは5月3日の夜に横浜を出港したが、それから1ヶ月に満たない5月31日に、再びノースドックの Hバースに入港した。海洋調査船の活動地域等が変わったのだろうか。

 高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスは、今月は2回寄港した。いずれも沖縄からやってきて、横浜には早朝に到着してBバースに接岸し、数時間というごく短い滞在時間ですぐ に出港し、韓国の浦項(ポハン)に向かった。
ウエストパック・エクスプレスの、5月の2回目の寄港を翌日に控えた5月28日には、Bバース付近に、ウエストパック・エクスプレスによって搬出される予定とみられる物がいくつ も置かれているのが目撃された。


2017-6-4|HOME|