2017年6月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、RB:レッドビーチ、KR:呉、NZ:沼津海岸、PH:ポハン、
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WESTPAC EXPRESS (T-AKR) NH NH NH RB PH in out NH NH NH WB PH PH NH NH NH NH NH NH WB in out NH NH NH 高速輸送船
CALABOZA (LCU 2009) WB WB WB KR KR KR NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH in 揚陸艇
BROAD RUN (LCU 2007) WB WB WB KR KR   WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB in NZ in 揚陸艇
MARY SEARS (T-AGS 66) out 海洋調査船

 5月31日からノースドックのHバースに接岸していた海洋調査船マリー・シールズは、6月3日に出港した。

 LCUブロード・ランとカラボザが今年1月に那覇軍港に向かい、その後那覇を中心に東アジアを結ぶ輸送業務などに運用されてきたが、この2隻のうちブロード・ランは、6月23日 にノースドックに戻り、米陸軍と陸自の日米合同演習に投入された。そして、25日に陸自の車両を複数積み込んで出港して翌26日午前に沼津海浜訓練場に到着し、同日横浜に戻って きた。LCUカラボザも6月30日に横浜に戻ってきた。

 「ビッグレスキューあずま」と称する日米合同災害対処演習は、6月12日および20日から26日にかけて横浜と沼津などを舞台に行われたが、その期間中の6月20日の午前、貨 物船海豊丸がノースドックのHバースに4時間ほど接岸し、慌ただしく出港していく様子が目撃された。

 ノースドックのBバースに頻繁に接岸している高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスは、今月は2回寄港した。1回目は韓国の浦項からやってきて6月6日の23時過ぎに入港し、 9日に出港した。2回目は那覇からやってきて23日の夜に入港した。この時は、27日朝に横浜を出港し、28日夕方に那覇に到着した。

今年3月終わり頃よりノースドックのDバース付近でレドーム新設などの改修工事を行っていたLCUハーパース・フェリーの工事は6月初旬に修了した模様で、船橋上部に設置されて いた足場も、6月初旬に撤去された。これで、ノースドックに常置されてきたLCU10隻のうち5隻までが、昨夏以降レドーム新設などの工事を行ったことになる。このハーパース・フェ リーは6月23日午前、ノースドックを出港し、川ア沖までを往復した。試験航行だったのだろう。
 また、ノースドックに係留されていたLCUシダー・ランが、6月19日にノースドックから浦賀水道までを往復したが、その後、ノースドックから姿を消している。

 なお、5月末に自動車運搬船グリーン・レイクがノースドックを出港した後、Hバース付近には、米軍のMRAP(耐地雷待ち伏せ防護の新型装甲車)1台のほか、軍用工作車両、白 い大型タンクを載せたトレーラーが複数並べられていた。さらに、ノースドック内には陸自のトラックやホーク発射機とみられる装置なども並んでいた。陸自の車両等はその後まもなく 姿を消したが、米軍の装甲車や工作車両は、6月20日までHバースに置かれていた。


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