2017年7月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、RB:レッドビーチ、IW:岩国、HN:日立那珂、MZ:水島、      NG:名古屋、GM:蒲郡、BS:ブサン、PH:ポハン、JH:ジンヘ、Sdi:サンディエゴ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    
WESTPAC EXPRESS (T-AKR) NH NH NH NH NH PH RB WB in out PH NH WB NH WB PH RB WB PH RB NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH 高速輸送船
CALABOZA (LCU 2009) out WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB 揚陸艇
BROAD RUN (LCU 2007) out WB WB WB WB WB WB WB WB WB WB JH WB WB WB WB WB WB 揚陸艇
GREEN LAKE (T-AKR)  GUAM NH NH BS IW in out HN MZ NG NG GM 自動車運搬船
OCEAN CRESCENT (T-AK) in out  ==Port Chicago== Sdi 貨物船
MARY SEARS (T-AGS 66) in out 海洋調査船

海洋調査船マリー・シアーズが7月3日午前にFバースに入港し、7日午後に出港した。マリー・シアーズが前回ノースドックを出港したのは6月3日。今年4月に約9年ぶりに横浜に現れて以来、約1ヶ月周期での寄港を繰り返している。今回の寄港中には、後部甲板で機器の積み下ろし作業が行われ、新たな観測機器らしきものが積まれた様子が目撃された。

 7月7日の午後に、貨物船オーシャン・クレセントがHバースに入港し、翌8日の夕方には呉に向けて出港した。今回の寄港でオーシャン・クレセントは、ノースドックのHバース付近に6月後半頃から置かれていた複数のえんじ色のコンテナを積み込んだようだ。これらは、呉(広弾薬庫)の弾薬を座間に運び込む際に使われているコンテナと見られる。呉(広弾薬庫)からキャンプ座間に弾薬を運び込んだあとの空のコンテナを、ノースドック経由で呉に送り返した、と考えることができよう。

海兵隊などの輸送手段として頻繁にノースドックのBバースに入港している高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスは、今月は7月10日から11日にかけて1回寄港した。ウエストパック・エクスプレスが今回入港した7月10日には、ノースドックに米軍車両ハンヴィーが複数並んでいる様子が目撃された。11日の出港後には、ハンヴィーはノースドックから姿を消していた。これらのハンヴィーは、ウエストパック・エクスプレスに積み込まれて搬出されたものと思われる。ウエストパック・エクスプレスは、翌12日には韓国のポハンに入港した。

 7月20日から23日にかけて、自動車運搬船グリーン・レイクが寄港した。今回の寄港で、数台の作業用車両、米空軍所属の消防車などがノースドックに運び込まれた。

 6月に横浜ノースドックに戻り、ノースドックと沼津で行われた日米合同演習に投入されたLCU(米陸軍大型揚陸艇)のブロード・ランは、7月9日まで横浜に滞在した後、再び沖縄に送られた。7月後半には韓国のジンヘと沖縄を往復している。
 同じく6月30日にノースドックに戻っていたLCUカラボザも、7月11日に沖縄に再び送られた。

なお、横浜ノースドックに係留されている2隻のLT(ラージ・タグ)のうち、BG・ゼブロン・パイクが7月後半に燃料を給油して、複数回ノースドックを出て数時間の航行を行った。横浜港沖合や川ア港沖合を巡るコースと、浦賀水道の外まで出るコースを試験航行したようだ。


2017-8-5|HOME|