2017年8月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、RB:レッドビーチ、IW:岩国、PT:ピョンテク、PH:ポハン、Jak:ジャカルタ、SP:シンガポール
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WESTPAC EXPRESS (T-AKR) NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH IW PH WB NH NH NH PT RB WB in out PH Sin S S S S S 高速輸送船
CALABOZA (LCU 2009) WB NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH in 揚陸艇
BROAD RUN (LCU 2007) WB WB Jak SP WB WB in 揚陸艇
MONTFOLD POINT (T-ESD 1) == SAIPAN = out in out SINGAPORE =============> 揚陸補助艦
第2舛宝山丸 in out 苫小牧 貨物船
青松丸 i/o 釧路 貨物船
SEA VENTURE in out 調査船

8月に北海道で行われた陸上自衛隊と米海兵隊との日米合同演習「ノーザンバイパー」のために、日本船籍の民間貨物船が北海道に向けて米軍の車両を横浜から搬出した。
8月2日の深夜に横浜港内の山下埠頭からノースドックに移動して8月3日の昼に苫小牧に向けて出港した第2舛宝山丸と、8月8日にノースドックに入出港して釧路に向かった青松丸 の2隻だ。
とくに、青松丸は、HIMARS(High Mobility Artillery Rocket System)(高機動ロケット砲システム)と呼ばれる米軍の自走多連装ロケット砲を矢臼別演習場に届ける 役割を担った。

 7月前半に横浜ノースドックに入港した海洋調査船マリー・シアーズが、8月にも5日から9日にかけて入港した。マリー・シアーズは、今年4月以降、約1ヶ月周期で寄港を繰り返 している。

昨週より今年5月初めまで横浜ノースドックに長期間滞在していた揚陸補助艦モントフォード・ポイントが、約3ヶ月ぶりにノースドックに姿を見せた。しかし、8月10日から13日 まで停泊した後、再び出港した。
モントフォード・ポイントは、8月後半にはシンガポールに滞在している。

ノースドックのBバースに頻繁に入港している高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスは、8月20日の夜に入港して21日の朝に出港した。
今回の入港時には、大量の小型コンテナなどを積み込んで、米韓合同軍事演習が行われている韓国のポハンに向かった。

今年の1月から沖縄に派遣され、東南アジア、東アジアを結ぶ輸送業務や軍事演習支援業務に輸送船として使用されている2隻の米陸軍大型揚陸艇(LCU)のうち、カラボザが8月19 日に、ブロード・ランが8月29日に入港した。
カラボザは、移動式射撃訓練セットのコンテナと関連機材とみられるものを3セット、横浜に運び込んだ。
ブロード・ランは、ストライカー装甲車を5両、タンクローリーを1両、横浜に運んできた。ブロード・ランが運び込んだストライカー装甲車やタンクローリーは、9月に行われる日米 合同演習「オリエントシールド」で使用されるものと考えられる。
また、カラボザが運び込んだ移動式射撃訓練セットも、もしかしたら「オリエントシールド」と関係があるかもしれない。
両艇とも、横浜入港後も乗員とみられる米兵が、船上でさまざまな作業を行っている。
 カラボザは、8月24日と28日には東京湾内を試験航行してノースドックに戻っている。また、ノースドックに係留されているLT(ラージ・タグ)のMGナサナエル・グリーンも 8月24日に試験航行をした。

 なお、横浜ノースドックのことではないが、7月以降、相模総合補給廠からパイプラインコンテナの搬出が続いている。それらのコンテナが、横浜港の本牧ふ頭D突堤から民間コンテ ナ船で運び出されていることが確認されている。


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