１１月４日午前、Ｅバースに海洋調査船ヘンソンが入港した。１０月３０日にグアム島を出港して横浜にやってきたようだが、ヘンソンは１０月１６日にも横浜に入港し、１０月１７日 に出港しており、短期間での繰り返しの寄港だ。今回の入港中には、ノースドックでコンテナを２つ積み込んでいる。

同じ１１月４日の夜には高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスがＢバースに入港している。ウエストパック・エクスプレスが今回横浜に運び込んだものの中には、砂漠塗装のバギー （LTATV：Light Tactical All Terrain Vehicle　軽戦術全地形車両）が1両あったようだ。

ヘンソンがノースドックを出港する直前の１１月６日１８時過ぎには、自動車運搬船グリーン・レイクがＨバースに接岸した。グリーン・レイクは今回、複数の車両（米軍消防車）やコ ンテナを横浜に降ろした。

今年1月以降、ノースドックから沖縄に派遣されて小型輸送船として使用されている２隻のＬＣＵ（陸軍大型揚陸艇）のうち、カラボザ（LCU2009）が１１月１３日の夕方遅くにノースドッ クに入港した。カラボザは、奄美大島の名瀬で陸上自衛隊の車両を積み込んで横浜にやってきた。カラボザはその後１１月２４日に再び出港している。
もう１隻のブロード・ラン（LCU2007）は、１１月２９日にノースドックに入港している。

なお、その他にもノースドックに配置されている舟艇類の動きで目に付いたものを、以下、全てではないがいくつか書いておく。

ＬＣＵシダー・ラン（LCU2010）が１１月６日に横浜工作所からタグボートで曳かれて横浜ノースドックに戻ってきた。シダー・ランは、ノースドックに戻ってきた後も、Ｄバースで整備 作業を続けている。
１１月８日には、Ｖ字型の小型舟艇溜まり場で、民間会社保有のクレーンバージ「アジア８号」が、陸軍舟艇のＬＣＭを海面から陸上の保管場所へとつり上げる作業を行った。
１１月中旬、Ｅバース付近の陸上に置かれていた組み立て式舟艇のＷＴ（Warping Tug）の解体作業が進んだ。
１１月２９日には、それまで横浜工作所に入っていたＬＣＭが民間タグボートに曳かれてノースドックに戻ってきた。
同じ１１月２９日に、ＬＣＵポートハドソン（LCU2035）がノースドックを出て横浜工作所に入った。

2017-12-3|HOME|