2018年9月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 H:横浜ND、S:佐世保、NH:那覇軍港、WB:ホワイトビ−チ、RB:レッドビーチ、PH:ポハン
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CEDAR RUN (LCU 2010) H H H H H H H H H H H H H H H H H out WB WB  ===== SUBIC ===== 揚陸艇
GUAM (HST 1) NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH PH RB Hio NH NH NH Sin S S S S 高速輸送船
OCEAN GRAND (T-AK) Sattahip Hin H H H H out 貨物船
HOWARD O LORENZEN (T-AGM 25) Hin H H H H H H H H H out ミサイル追跡艦
OCEAN INTERVENTION  == HACHINOHE == Hio  ========================= GUAM ======================== 海洋調査船

民間海洋調査船オーシャン・インターベンションが9月8日に短時間寄港した。7月後半にノースドックを出港した後、北海道の小樽港を拠点に周辺海域の調査活動を行っていた船だ。調査データ の受け渡しのために、ノースドックに数時間立ち寄ったのだろう。

オリエントシールド演習で使用する装備を8月に陸揚げした後、タイのサタヒップ港に向かっていた貨物船オーシャン・グランドが、9月15日の夜に再入港し、ブラックホークヘリや車両、コン テナなどの回収作業を行った。20日まで滞在したオーシャン・グランドの甲板上には、爆発物が入っていることを示す危険物表示プラカードが付けられた弾薬コンテナが複数置かれていた。

LCU(米陸軍大型揚陸艇)シダーラン(LCU2010)が9月18日に出港して沖縄に向かった。The Pacific Utility and Logistic Support Exercise-Watercraft(PULSE-W) と名付けられた米太平洋 陸軍の行動として、東アジアや東南アジアの米軍の基地や演習などを結ぶ輸送船として使用するための派遣だ。それまでこの活動に使用されていたLCUカラボザ(LCU2009)と交代で派遣された シダーランは、7月末頃から、そのための準備活動をノースドックで行っていた。この、横浜でカラボザからシダーランに交代する作業自体、米陸軍の訓練の一環として行われた。

9月16日、ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼンが入港した。ノースドックには昨年12月以来の寄港だ。今回は26日まで滞在した。

高速輸送艦グアムが20日に短時間寄港した。横浜にやって来る前には、18日にレッドビーチに立ち寄っていた。今回の横浜寄港の目的は不明だが、海兵隊の装輪装甲車が1台運び込まれた。 それ以外にも、複数の人影が出入りするのが目撃されている。

なお、瑞穂埠頭の陸地近くにあるV字型の切れ込み部分に陸上保管されていたLCM(米陸軍中型揚陸艇:Landing Craft Mechanized)が、9月25日に民間クレーンバージによってすべて海上に降 ろされた。
9月14日にはLCUフォートマクヘンリー’(LCU2020)が浦賀水道まで往復する試験航行を行った。


2018-10-6|HOME|