2019年7月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 H:横浜ND、NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、IW:岩国、NG:名古屋、                 HN:常陸那珂、HS:細島、ATS:渥美、BS:ブサン
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GUAM (HST 1) NH PH Hin H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 高速輸送船
GREEN BAY (T-AKR)  GUAM NH BS Hio NG HN  CHIBA 自動車運搬船
第三晶恵丸 (T-AK) Hio NH 貨物船
第十晶恵丸 (T-AK) Hio NH 貨物船
第八晶恵丸 (T-AK) Hio NH 貨物船
せいかい丸 (T-AK) Hio NH NH 貨物船
藤隆丸  (T-AK) Hio (NH) 貨物船
ニュー双葉  (T-AK) Hio (NH) 貨物船
CEDAR RUN (LCU 2010) HS HS Hin H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 揚陸艇
CHICKSAW BAYOU (LCU 20112) HS HS ATS Hin H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 揚陸艇
HARPERSFERRY (LCU 2022) H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H out JINHAE  KURE WB WB 揚陸艇
IMPECCABLE(T-AGOS 23) Hin H 音響測定艦
EFFECTIVE (T-AGOS 21) H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H out 音響測定艦
ABLE (T-AGOS 20) Hin H H H H H H H H H H H H H H H 音響測定艦
VICTORIOUS (T-AGOS 19) H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H out 音響測定艦

 高速輸送艦グアムが7月3日に入港し、そのまま7月中はずっと滞在し続けた。入港数日前には、複数の小型コンテナがBバース付近に置かれていたことが確認されている。

 昨年9月に沖縄に派遣されて小型輸送船として使用されていたLCU(米陸軍大型揚陸艇)シダーランと、今年2月に同様に沖縄に派遣されていたLCUチカソーバヨーが、7月4日と5日に相次いでノースドックに戻ってきた。ただし、シダーランは昨年12月から今年1月にかけてと、3月末から4月前半にかけて横浜に戻ってきており、また、チカソーバヨーも、4月末から5月上旬にかけて横浜に戻ってきており、それぞれ、それ以来の横浜帰港だ。また、今回の那覇からの帰路には、両艦とも細島港に立ち寄り、さらにチカソーバヨーは渥美港に立ち寄っている。今回の横浜帰港後、チカソーバヨーのマストに掲げられていた米陸軍輸送科の旗は、早々にLCUハーパースフェリーに引き継がれた。他方、シダーランのマストには、7月を通して米陸軍輸送科の旗が掲げられ続けていた。

 チカソーバヨーから米陸軍輸送科の旗を引き継いだLCUハーパースフェリーは、7月21日に横浜を出港し、まずは韓国の軍港、鎮海に向かった。

 自動車運搬船グリーン・ベイが7月19日の昼頃ノースドックに入港し、同じ日の20時頃に出港した。わずか8時間ほどの滞在だった。グリーン・ベイ入港数日前からHバースに置かれていた軍用タンクローリーや茶色の箱状の物体などの物資・資材を積み込んだ模様だ。

 遅くとも7月13日頃迄にノースドックに海兵隊の車両やコンテナなどが多数並べられているのが確認されていたが、7月22日にそれらの海兵隊の車両、物資、さらに155ミリりゅう弾砲を、第八晶恵丸、藤隆丸、第十晶恵丸、せいかい丸、第三晶恵丸、ニュー双葉の6隻の内航小型貨物船が積み込んで、那覇軍港に向かった。少なくとも6門以上の155ミリりゅう弾砲を積み込んだのは、せいかい丸だ。これらのりゅう弾砲、車両、物資は、今年4月17日から28日まで、北富士演習場で行われた米海兵隊の「沖縄県道104号線越え実弾射撃演習」の「分散・実施」で使用されたものと考えられる。

 昨年後半より、ノースドックは約10年ぶりに米海軍音響測定艦の活動拠点として使用されるようになったが、この7月には3隻の音響測定艦が同時に停泊する光景も見られた。

 まず、先月6月28日よりノースドックに滞在していた音響測定艦ビクトリアスは、7月23日に出港した。ビクトリアスは今年1月のノースドック寄港時、船橋上部のマスト周辺に足場が組まれていたが、今回の寄港時にも7月10日頃から18日頃まで、船橋上部のマスト周辺に足場が組まれていた。

 また、4月20日の入港以来、ずっとノースドックに滞在し、レドームの取り付けや船橋上部のマスト周辺に足場を組んでの作業など、さまざまな整備作業を行っていた音響測定艦エフェクティブは、7月31日にようやく出港した。

 7月16日には、音響測定艦エイブルが約10年ぶりに横浜ノースドックに寄港した。エイブルも、7月19日に船橋上部のマスト周辺に足場を組んでいるのが確認された。エイブルの、船橋上部のマスト周辺の足場は7月25日には取り外されたが、7月29日には、今度は艦の先端部分のマスト周辺に作業足場が組まれた。

 さらに、7月30日には音響測定艦インペッカブルがノースドックに入港した。4月19日に出港して以来の横浜寄港だ。


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