音響測定艦の動向
１２月３１日に入港した音響測定艦エイブルは１月の間ずっとＮＤに居座り続けた。
　１２月から長期滞在していた音響測定艦ビクトリアスは、１月２０日に出港し、沖縄に向かった。
音響測定艦インペッカブルが１月１１日に入港し、２０日に出港した。その後、２月２日にシンガポールに入港している。

海洋調査船の動向
　１２月２８日に入港していた海洋調査船マリー・シアーズは１月１日午前に出港し、シンガポールに向かった。
１月２日の１７時過ぎには海洋調査船ヘンソンが出港した。ヘンソンが入港したのは１２月３０日だったから、３日間ほどの短期滞在だった。出港後は韓国のブサンに向かった。

輸送船・貨物船の動向
１２月３０日に入港していた貨物船コースタル・ベンチャーは、１月１日の朝、ノースドックを出港して岩国に向かった。その後、日米合同演習「ノーザンヴァイパー」の行われる北海道に向かった。
１１月終わり頃からシンガポールにいた高速輸送艦グアムが１月８日に那覇軍港に戻ってきた後、１月１２日にノースドックに入港した。今回、横浜ＮＤでグアムは海兵隊の小型コンテナ多数を積み込んだほか、多数の海兵隊員を乗船させた。この海兵隊員たちは乗船直前に富士急の観光バスでノースドックに運ばれてきた。富士の演習場で訓練をしていたものと考えられる。グアムは１月１４日に横浜を出港した後、韓国のポハンに入港している。
なお、１２月２８日にノースドックを出走した後、那覇軍港で米海兵隊車両などを積み込んで北海道に運んだ自動車運搬船グリーン・リッジが、１月１４日から１５日にかけて横浜港に入港している。ただし、今回は横浜ノースドックではなく、ノースドックのある瑞穂埠頭の、民間埠頭部分である鈴繁埠頭に接岸した。今回のグリーン・リッジの鈴繁埠頭への接岸と米軍の活動との関係は不明だ。

ＬＣＵ（陸軍大型揚陸艇）の動向
　横浜ノースドックに「保管」されていることになっているはずの１０隻のＬＣＵのうち、米陸軍輸送船に転用され、沖縄を拠点に輸送業務などに使用されている２隻のＬＣＵのハーパース・フェリー（ＬＣＵ２０２２）とポート・ハドソンが、ともに１月２５日にノースドックに戻ってきた。

その他
　１月２０日にＭＶ−２２オスプレイが１機、ノースドックに駐機しているのが発見された。ＮＤにどのようにしてやってきたのかは不明だが、１７日に岩国から飛来した可能性が高い。このオスプレイは、その後１月末の時点になってもＮＤに駐機を続けている。
　１月２３日にはこのオスプレイの隣にＭＨ−６０ヘリらしき機体も並んでいるのが確認された。
　１月２４日から２５日午前中にかけて、横浜港の大東タンクターミナル５号岸壁に海上自衛隊の補給艦「ときわ」が停泊した。「ときわ」はこの民間埠頭で燃料補給を行った模様だ。

2020-2-6|HOME|