2020年4月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 H:横浜ND、WB:ホワイトビーチ
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FALL RIVER (T-EPF 4) ======== SUBIC ======== in H H H H H H H H H H H H H H H 高速輸送船
LOYAL (T-AGOS 22) H H H H H H H H H out WB WB WB WB 音響測定艦
EFFECTIVE (T-AGOS 21) H H H H H H H H H H H H H H H H H out 音響測定艦
VICTORIOUS (T-AGOS 19) H H H out 音響測定艦

音響測定艦の動向
4月初めには、エフェクティブ、ビクトリアス、ロイヤルの3隻の音響測定艦が横浜NDに並んで停泊していた。
その後、まずビクトリアスが4月4日にNDを出港した。ビクトリアスの入港は3月26日だったから、10日に満たない滞在だった。
次に、ロイヤルが4月10日に出港した。ロイヤルも3月31日に入港してから約10日での出港だった。
さらに、エフェクティブも4月18日に出港した。エフェクティブがNDに今回入港したのは3月1日だったから、1ヶ月半以上の長期にわたる滞在だった。

貨物船の動向
4月15日、高速輸送艦フォール・リバーが入港した。普段は沖縄よりも南の海域で活動しているフォール・リバーは、フィリピンのスービックを4月7日に出港して横浜にやってきた。フォール・リバーの横浜ND寄港は、今回が初めてと見られる。

LCU(陸軍大型揚陸艇)の動向
 大きな動きは見られなかったが、4月29日に沖縄のホワイトビーチを出港したポート・ハドソン(LCU 2035)が4月末現在、横浜に向けて北上を続けている模様だ。
今月も横浜工作所では、LCUカラボザ(LCU2009)の工事が続いている。

その他
・4月初め頃より、横浜NDに「保管」されている米陸軍揚陸作戦資材の一種である、WT(Warping tug)の組み立て作業が行われ、埠頭の中央部の「みなとみらい地区」寄りに、組み立てられた6隻のWTが並ぶ光景が見られた。
・4月27日になって、民間クレーンバージが、3隻のST(Small Tug)と上記の6隻のWTを埠頭上から海面に降ろした。なお、横浜NDには4隻のSTが「保管」されており、残りの1隻も海面に降ろすためにワイヤーが掛けられたものの不具合が発生した模様で、海面に降ろす作業は中止された。4月末の時点でもSTは1隻だけ海面には降ろされていない。
・4月中旬に、陸上自衛隊のホークミサイル部隊の装備と多数の輸送車両及び隊員が横浜ノースドックに現れた。おそらく、毎年秋に陸自が行っている米国ニューメキシコ州マクレガー対空射場でのホークミサイル射撃訓練で使用した、ホークミサイル発射装置やレーダーをはじめとする装備を積んだ貨物船が横浜に到着し、その「荷ほどき」と陸自駐屯地までの搬送のためにやってきた陸自部隊だろう。この陸自部隊は、4月17日の夜から18日の昼までの間に、横浜NDから姿を消した。
・4月29日の16時前に海上自衛隊の補給艦「ときわ」が、横浜港内にある大東タンクターミナル5号岸壁に接岸し、燃料補給を行い、翌30日の午前中に横須賀に戻った。今回、「ときわ」は4月8日に横須賀基地を出港して、給油活動を行っていた模様で、その帰途に横須賀に立ち寄らず直接横浜港にやってきた。「ときわ」は3月にも同じ大東タンクターミナル5号岸壁で燃料補給を行っており、横浜港の民間施設への頻繁な寄港が目立つ。


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