音響測定艦の動向
７月９日から2ヶ月以上にわたって居座り続けた音響測定艦ビクトリアスが、９月１７日の午後に出港した。
　ビクトリアスと入れ替わるように、翌９月１８日にロイヤルが入港した。

特殊任務船･海洋調査船の動向
　弾道ミサイル観測船ハワード･Ｏ・ロレンゼンが、９月１５日から１９日にかけて寄港した。７月２９日に出港して以来の、今年４度目の寄港だ。
　海洋調査船オーシャン･インターベンションが９月２７日に入港した。オーシャン･インターベンションも、７月２８日にＮＤを出港して以来約２ヶ月ぶりの寄港だ。この間、はもっぱら函館を拠点として主に日本海側の日本沿岸の調査活動を行っていた模様だ。今回の寄港では補給などを行った模様で、１０月１日の午後に再び出港していった。

貨物船の動向
　高速輸送艦グアムは、６月２６日以降ずっとＮＤに居座り続けている。

ＬＣＵ（陸軍大型揚陸艇）の動向
　小型輸送船として運用されているＬＣＵポート･ハドソンが、９月２４日に那覇軍港を出港して、２８日、ＮＤに入港した。ポート･ハドソンは今回、海兵隊ハンビーを９ないし１０両、トレーラーを２台、甲板に載せて沖縄から横浜に運んだ。これらの車両は９月３０日に陸揚げされ、ただちにトレーラーやトラックに乗せられてNDから運び出された。おそらく、東富士演習場に向かったのだろう。つまり、ポート･ハドソンは今回、１０月中旬から１０月下旬までの期間に東富士演習場で実施される「県道１０４号線越え１５５ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練」の「分散・実施」で使われる、海兵隊の車両の一部を横浜に運びこんだのではないか。
　なお、小型輸送船に転用されているＬＣＵのポート･ハドソンとハーパース・フェリーの２隻は、９月２１日に沖縄県伊江島の伊江港に入港している。

2020-10-8|HOME|