音響測定艦の動向
１月９日にエフェクティブが入港した。１２月１１日の夕方に沖縄のホワイトビーチを出港してから１ヶ月近く任務航海をしていたようだ。
インペッカブルが１月１０日の午前に出港したが、１７日の昼頃には横浜に戻ってきた。この間、インペッカブルは、青ヶ島東方の海域で何度も反転を繰り返しながら行ったり来たりする動きを示していた。試験航海だったのか、あるいは１月１５日に沖大東島付近で行われた原子力空母ルーズベルト戦闘群と海自イージス艦の合同訓練と何か関係がある動きだったのかは不明だ。
１月２６日にはロイヤルが出港した。ロイヤルは１１月３日から１２月２０日まで、さらに短期間の航海を挟んで１２月２３日から１月２６日まで横浜に長期滞在した。ロイヤルは２月３日には、紀伊半島の沖合を一旦、南西側から紀伊半島先端部に向かうように進み、後に反転して紀伊半島から南東方面に離れていくように航行しているのがＡＩＳで確認されている。
なお、１２月３１日に横浜ＮＤを出港したエイブルは、１月２０日にシンガポールに入港した。シンガポールでドック入りしたのだろう。

特殊任務船･海洋調査船の動向
　弾道ミサイル観測船ハワード･Ｏ・ロレンゼンが、１月１５日午前に入港した。ロレンゼンは、１８日の朝に横浜を出港して一旦横須賀基地に入港した。しかし、３時間足らずの滞在で昼頃には横須賀を出港した。
１２月１８日から滞在している救難艦サルボアでは、引き続き工事が続いている。１月１９日までは、右舷に足場を組んだバージを接舷させていたが、２０日にそれは取り外された。

貨物船の動向
自動車運搬船グリーン・コーヴが１月５日の朝、入港し、７日の朝に出港して那覇軍港に向かった。グリーン・コーヴは、現地時間の１２月２０日に米西海岸のポートヒューニーメを出港し、同じく現地時間２１日にロングビーチ沖に数時間停泊した後、横浜にやってきた。

ＬＣＵ（陸軍大型揚陸艇）の動向
小型輸送船として使用されているＬＣＵハーパース・フェリーが、１月１３日に那覇軍港を出港して１８日の朝に横浜ノースドックに入港した。マストには米陸軍輸送科の旗が掲げられている。このハーパース・フェリーは１月２５日の日中に出港し、浦賀水道付近まで航行して再び横浜に戻ってきている。
　昨年１１月に重量物運搬船トライアンフによってクウェートから運ばれてきた２隻のＬＣＵのうちの１隻であるメカニクスヴィルが、１月２６日午前中から１３時近くにかけて横浜沖、根岸湾、川�ｱ沖を試験航行した。

その他
　１月２７日にパナマ船籍の中型タンカー、サニー･クイーンが鶴見貯油施設に接岸した。その直前にはサニー･クイーンは、横須賀基地の吾妻島に接岸していた。
　三菱重工横浜製作所本牧工場では、昨年１０月中旬にドック入りした燃料補給艦ラバハナックの整備工事が引き続き行われている。

2021-2-5|HOME|