2021年3月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 H:横浜ND、S:佐世保、NH:那覇軍港、WB:ホワイトビーチ、IW:岩国
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SALVOR (T-AFS 52) S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S out Hin H H 救難艦
HARPERSFERRY (LCU 2022) H H out NH WB WB WB WB WB WB WB WB   === Subic Bay == WB WB WB NH NH 揚陸艇
PORT HUDSON (LCU 2035) H H H H H H H H H H H H H H out NH WB WB WB WB NH NH NH NH NH NH NH NH 揚陸艇
GUAM (HST 1) NH NH NH Sin S S S S S S S S S S out PH IW H NH NH NH H H H H H IW PH 高速輸送船
OCEAN GRAND (T-AK) Hin H H H H H H H H out TG Port Alma 貨物船
VICTORIOUS (T-AGOS 19) H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 音響測定艦
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音響測定艦の動向
 2月23日に入港したビクトリアスは3月を通して滞在し続けた。3月16日の昼頃にビクトリアスの艦橋上部のアンテナの周囲に足場が組まれ、31日に足場は取り外された。また、 同艦のオレンジ色の救命艇が取り外されて、何らかの整備作業が行われている。

特殊任務船・海洋調査船の動向
 横浜ノースドックでの整備工事を終えて2月19日に出港した救難艦サルボアが、その後、佐世保港にとどまっていたが、3月29日に横浜ノースドックに舞い戻ってきた。入港直後 に、足場を組んだ小型バージがサルボアに接舷した。

貨物船の動向
貨物船オーシャン・グランドが3月5日の夜、入港した。米国サンディエゴを現地時間2月17日に出港して横浜に直接やってきた。今回オーシャン・グランドは、昨年11月17日に 横須賀から運び込まれ、白い素材でコーティングされて横浜NDに並べられていた2機のFA18を積み込んだ。
他に、原子力空母ロナルド・レーガンの新しいクラッシュクレーンを陸揚げし、代わりに昨年11月に横浜NDに運び込まれていた古いクラッシュクレーンを積み込んだ。新しいクラッ シュクレーンは、3月11日にバージに載せられて横須賀軍港に運ばれた。
高速輸送艦グアムが3月は2回、横浜NDに入港した。まず、3月19日の入港では、パトリオット・ミサイルのミサイルランチャーや発射システムの装置、パトリオット・ミサイル部 隊の車両、砲塔付き装輪装甲車LAV−25やJLTV(統合軽戦術車両)、暗緑色の小型コンテナなどを積み込み、軍用トラックを陸揚げした。
3月25日にも、高速輸送艦グアムは横浜にやって来て、155ミリりゅう弾砲を少なくとも1門のほか、トラックやさまざまな物資を積み込み、少なくとも5台のJLTVと2台の バギー(UTV:全地形対応車)を陸揚げした。

LCU(陸軍大型揚陸艇)の動向
小型輸送船として使用されている2隻のLCUのうちハーパース・フェリーは、1月18日から横浜に滞在していたが、3月3日に出港して那覇軍港に向かった。その途中で瀬戸内海を 通過するなど、奇妙なコースを通った。この航海自体が訓練でもあった可能性もある。
小型輸送船として使用されているもう1隻のLCUであるポート・ハドソンも、2月11日から横浜ノースドックに滞在していたが、3月15日に出港して那覇軍港に向かった。ポート・ ハドソンは、1月末に広弾薬庫でコンテナを24個積み込んでい横浜に入港していたが、結局それらのコンテナを横浜では降ろさないまま出港した。

その他
 昨年10月中旬に三菱重工横浜製作所本牧工場にドック入りして整備工事を行っていた燃料補給艦ラパハナックは、3月31日午前にドックを出て太平洋に出港していった。
 3月16日から17日の午前にかけて、パナマ船籍のタンカー、サニー・クイーンが鶴見貯油施設に接岸した。


2021-3-5|HOME|