2021年10月  横浜ノースドック  米艦船在港状況 H:横浜ND、Y:横須賀、S:佐世保、WB:ホワイトビーチ、NH:那覇軍港、IW:岩国、DK:横浜大黒ふ頭、HC:八戸、HH:東播磨、NGT:新潟、HD:函館、BS:ブサン、GW:Gwangyang、MP:Mokpo
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JOHN ERICSSON(T-AO 194) H H H H H H H H H H H H H H out  ================== GUAM =============== タンカー
POHAN PIONEER (T-AO) Hin H out Y TR TR Y Y Y Y Y Y Y Y out HC Hin H H H H H H H H タンカー
FORT McHENRY (LCU 2020) Hin H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 揚陸艇
CALABOZA (LCU 2009) NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH NH WB WB Hin H H H H H H H H H H H 揚陸艇
GUAM (HST 1) H H H out NH NH NH PH Sin S S out NH Hin H H H H out NH WB NH NH IW IW BS NH NH 高速輸送船
LIBERTY PEACE (T-AKR) GW MP BS Hin H DK HH 自動車運搬船
HOWARD O LORENZEN (T-AGM 25) Y Hin H H H H H H H H out Sin S S S S S S ミサイル追跡艦
IMPECCABLE(T-AGOS 23) (South China Sea) WB Hin 音響測定艦
EFFECTIVE (T-AGOS 21) Hin H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H H 音響測定艦
VICTORIOUS (T-AGOS 19) H out WB (East China Sea) Hin H H 音響測定艦
OCEAN INTERVENTION (T-AGS) H H H H H H out Noto Bay NGT HD 海洋調査船
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音響測定艦の動向
 9月15日から停泊していたビクトリアスは、10月2日に出港し、10月29日には横浜に戻ってきた。しかし、今回のノースドック滞在は短く、11月2日午前には再び出港している。
 エフェクティブが、10月4日午前に入港した。7月24日の横浜出港以来のノースドック寄港だ。この間、8月14日の朝に沖縄のホワイトビーチを出港し、長期の任務航海をしていた模様だ。今回の横浜滞在では、艦橋上部のアンテナ周辺に足場を設置するなど、何らかの整備作業が行われている。また、その間、自動車運搬船リバティ・ピースの接岸スペースの確保のためにノースドック内で停泊位置を移動している。


特殊任務船・海洋調査船の動向

 弾道ミサイル追跡艦ハワード・O・ロレンゼンが、10月2日に入港した。ロレンゼンは、9月27日に東京湾に入り、横須賀錨地に停泊していた。ハワード・O・ロレンゼンの横浜寄港は、今年2月12日から14日にかけての滞在以来のことだが、今回、東京湾にやってくる前には、シンガポールでドック入りをしていた模様だ。

貨物船の動向
 9月25日から横浜に停泊していた高速輸送艦グアムは、10月4日に出港して那覇軍港に向かった。この間、10月3日になって、グアムの後方に3台のJLTVや、4台の軍用トラックなどが並べられていたが、おそらく、海兵隊基地のキャンプ富士から運ばれてきたこれらの車両を積み込んで、那覇に向かったのではないか。
 米国船籍の自動車運搬船、リバティ・ピースが10月18日の午後、入港した。リバティ・ピースは、10月20日の昼まで滞在した後、東播磨港に向かい、さらにその後、米本土のヒューニーメに現地時間の11月4日に到着している。今回のノースドック寄港でリバティ・ピースは、今年厚木基地などで行われたCBRN対応訓練で使用された、CBRN対応部隊の大量の車両や物資を搬出した。

燃料補給艦、タンカーの動向
 この10月には、燃料補給艦やタンカーの滞在や寄港が目立った。横浜ノースドックでは、燃料補給業務を行うことはできないはずだが、乗員の休養あるいは物資の補給などのために接岸するのだろうか。
 9月19日以来、横浜ノースドックに停泊していた燃料補給艦ジョン・エリクソンは、10月15日に出港し、太平洋へと出て行った。
 米国船籍のタンカー、ポハン・パイオニアが2度にわたって横浜を出入りした。まず、10月5日午前にノースドックに入港した。この時には、韓国の光陽からやってきた。その後、10月7日に横須賀の吾妻島に移動して、さらに10月8日には鶴見貯油施設に接岸した。  ポハン・パイオニアは10月10日に鶴見貯油施設を出た後、横須賀錨地に滞在し、10月18日から19日にかけて再び吾妻島に接岸した。その後、八戸に向かい、さらに10月23日に再び横浜ノースドックに入港した。

LCU(陸軍大型揚陸艇)の動向
 今年9月から小型輸送艦に転用されているLCU、カラボザ(LCU2009)が、10月16日に沖縄のホワイトビーチを出港し、10月20日にノースドックに入港した。カラボザは11月1日の午前に出港し、那覇軍港に向かった。
 小型輸送艦に転用されていた1隻のLCU、ハーパース・フェリー(LCU 2022)は、9月11日に横浜ノースドックに戻ってきていたが、輸送艦の業務はLCUフォート・マクヘンリー(LCU2020)に引き継がれた模様で、フォート・マクヘンリーのマストに米陸軍輸送科の赤い旗が掲げられるようになった。フォート・マクヘンリーは11月1日に出港し、カラボザとともに那覇に向かった模様だ。

その他
すでに述べたことだが、10月8日から10日にかけて、鶴見貯油施設に、米国船籍のタンカー、ポハン・パイオニアが接岸した。
10月23日、三菱重工横浜製作所本牧工場にヘンリー・カイザー級給油艦ペコスがドック入りした。2019年4月のイージス艦ミリウス以来、本牧工場では米軍艦船のドック入りが相次いでおり、今回で4隻目だ。


2021-11-5|HOME|