MUTI-SAIL演習終了、 米駆逐艦隊横須賀に戻る


演習を終えて横須賀に入港する駆逐艦カッシング(DD985) (2.9 撮影)

キティーホーク機動部隊を構成する横須賀の駆逐艦が、空母を支援するさまざまな訓練を行う演習、MULTI−SAIL演習が沖縄演習海域で1月28日から行われていた。第7艦隊ニュースによれば、参加したのは横須賀の巡洋艦ビンセンス、駆逐艦ジョン.S.マケイン、カーティスウィルバー、オブライエン、カッシングだ。また、佐世保の揚陸艦エセックスとMSCのタンカー・ユーコン、グアムの原潜シティー オブ コーパス クリスティが駆逐艦隊の演習を支援したとのことだ。
ビンセンスとジョン.S.マケインは、1月24日に横須賀を出港、近海で二隻による操船訓練を行ったあと、沖縄近海の演習海域に向かった。その他の駆逐艦三隻は26日に相次いで横須賀を出港した。
演習に参加した艦船は、2月9日に横須賀に戻ってきたが、昼過ぎの時点で駆逐艦ジョン.S.マケインだけが未確認だ。2月6日に沖縄近海でジョン.S.マケインがミサイル発射訓練を行い、エセックスから無人の標的が打ち出された写真が、2月9日付け星条旗紙の一面に掲載されている。この関連で、エセックスは2月7日、ジョン.S.マケインらしきミサイル駆逐艦(DDG)が8日に、沖縄・ホワイトビーチに寄港している。
演習を支援していたユーコンは8日に佐世保に入港、エセックスは9日に佐世保に戻った。ユーコンは1月23日に佐世保を出港、演習中の1月30日に佐世保に戻り、演習中の艦船に補給する燃料を積みこみ、2月2日に再び演習海域に向かっていた。また、エセックスは4日から5日にかけても、海兵隊のヘリをほとんど下ろした形でホワイトビーチに立ち寄っている。

(RIMPEACE編集部)

<参考サイト>
FDNF ships maximize training during Multi-Sail exercise


横須賀出港時の駆逐艦カッシング(DD985) (1.26 撮影)

'2004-2-10|HOME|