ドック明けのカウペンス、ミサイルを積み込む



横須賀基地の防波堤の外で、ミサイル入りのキャにスターを積み込むカウペンス(CG63)(4月7日撮影)

4月7日昼、いつもの防波堤の外の錨地で、巡洋艦カウペンスがミサイルを積み込んでいた。52番以降のイージス巡洋艦は、艦の前部、後部にそれぞれ61発入りのVLS(垂直ミサイル発射装置)MK41を備えている。
カウペンスは、3月20日ころドライドックを出て、短い試験航海のあと、8番バースに停泊していた。ドック入りの前に抜いていたミサイルを改めて装填した、ということだ。
外から見ても、白い容器(キャニスター)の中にどんなミサイルが入っているのかは分からない。ただし、FASの"MK41 Vertical Launching System" によれば、現行では、対空ミサイル・シースパローや、対潜ロケット、トマホーク、スタンダードミサイルなどが中身として上げられている。
2隻のバージから、クレーンでキャニスターを持ち上げ、VLSに差し込む作業は数時間続いた。
前前日の5日には、弾薬補給艦シャスタ(T−AE33)にキャニスターが積みこまれた。このところ、横須賀基地・浦郷弾薬庫からは、ミサイルが出ていくことが多いようだ。


後部甲板にキャニスターを積み上げたシャスタ(4月5日撮影)

カウペンスがミサイルを積み込んでいる時に、自衛隊の吉倉桟橋では、海自の艦船のVLS(米軍のものより装填数が少ない)にミサイルをセットしていた。沖合いの作業を原則としているように見える米軍と比べて、安全対策は大丈夫なのかな、と考えてしまう。


海自の艦船へのミサイル装填作業(4月7日撮影)

(RIMPEACE編集部)


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