イージス艦にミサイル積み込み、横須賀出港は近い?


防波堤の外の錨地でVLSにミサイルを積み込むカウペンス

6月18日、イージス艦カウペンスで、弾薬の積みこみが始まった。ドック明けの4月に積みこんだミサイルの追加だろうか。2月から5月にかけてのキティーホークの航海には随伴せず、ほとんど横須賀にいた船だが、出港が近いのかもしれない。空母の動きも気になるところだ。

同日、その空母の飛行甲板の上に、摸擬爆弾らしきものが積まれていた。空母にはVLSは装備されていない。キャニスターに入ったトマホークを積むこともない。それらを積むのは随伴艦の「お仕事」だ。空母が艦内の弾薬庫に積みこむのは、艦載機が搭載する爆弾類だ。

艦載機の基地・厚木は実弾持ちこみが禁止されている。「空母航空団のホームベース厚木は、人口密集地に隣接しているために、実弾は厚木基地に保管できないし、実弾を装備して厚木基地を離陸することも出来ない」(GAO-02-525 Military Training)
艦載機がつける実弾は横須賀の弾薬庫に保管して、長い航海の前に空母に積みこむ。今回のブツは、状況から考えて実弾ではなさそうだ。しかし、訓練では摸擬弾も大量に使用する。摸擬弾の積みこみも、空母の出港前の動きと重なる可能性がなきにしもあらずだ。

(RIMPEACE編集部)


黄色の車両の右側に、摸擬弾のようなものが積まれている。(6.18撮影)

'2004-6-19|HOME|