横須賀基地に米沿岸警備隊の砕氷艦が来た


グレーの軍艦に混じって、派手な塗装の砕氷艦ヒーリーが見える(7.5 撮影)

独立記念日を祝う満艦飾の軍艦が並ぶ横須賀基地に、米沿岸警備隊(USCG)の砕氷艦ヒーリーが入港している。1万9千トンの海自所属の砕氷艦「しらせ」よりやや小さいが、1万6千トンを超えるUSCG最大の船だ。

艦の後方にオレンジ色のヘリが2機いる。エアロスパシエル社製のHH65ドルフィンだ。米4軍では使用されていない、沿岸警備隊だけが使うヘリだ。日本でUSCGのオレンジの機体を目にするのは稀だ。

この船は3日午前中に目撃されていることから、入港は7月2日午後ではないかと思われる。
真夏に砕氷艦というのも、なんとも妙な感じだが、何をしに来たのかは不明だ。今後北極圏に出かけるための準備なのか、単に太平洋の各港を回っているだけなのか。紅白の船体のこの船が今後どんな動きをするのか、注視したい。


(RIMPEACE編集部)


2機積みこまれているHH65ヘリ(7.5 撮影)
USCGのHealyのページに、Arctic West Summer (AWS) 2004 の記事が出ている。4月30日に母港のシアトルを出港、5ヶ月の航海を予定しているようで、横須賀寄港はその折返し点より前ということになる。AWS’04のページの挿絵を一つ転載しておく。「熊侍」が本当は何をしているのかは不明だが、寄港地などの情報は読み取れる。(7月6日、加筆)


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